平和会議の会場近くにタクシーで到着。
僕はワクワクしている!
高いビルがバンバン建ってここはイスラエルでもかなりの中心部なのだとすぐ分かる!
そしてイブラヒムさんが携帯で何やら話していると、道の先からどうやら電話の相手らしき人がこっちへニコニコしてやって来る!
そしてイブラヒムさんとバグ。
その人は揉み上げが長くクルクルしたパーマがかかっている!
これはオシャレでやっているわけではない!
混ざりナシのユダヤ人の正統派。
ユダヤの血を守って生きている人だ!
その人が完全にイスラム教の格好をした人とバグしている!
イスラエルに来て3日目の僕としてはこれは衝撃的だ!
イスラエルパレスチナ問題をここで何か前進させようと言う動きがあるに違いない!
そして会場に到着して、あっけに取られる。
僕は会議と聞いて来ていた、出発前にナオキ君は『ドレスをもっていない』って言っていたし、韓国人パク君はちゃんと襟付の服に着替えていた。
二人のアメリカ人は至って私服って感じだったが、、、
(因みに僕は相変わらずの岡本祭Tシャツにハーフパンツ)
会場は公園の一角。
ちゃんとマイクやスピーカーなどもセットされていて、公園の芝生に特設会場を組んでいる。
ステージが組まれている側から見て客席側はゆっくりと後ろへ行くほど山になっているので後ろの人も見やすい状況!
そして真ん中では既に何か始まってる!
ガッツリとした円卓を囲んだ会議だと思っていたがこれは『決起集会』と表現した方がよいのではないか!
そして真ん中ではギターを弾く人もいる!
うわ!
イブラヒムさん!
俺歌いたい!
っと意思表明!
オーケーっとイブラヒムさん。
伝わったかな?
するとイブラヒムさんの到着を待っていましたと会場が沸く!
あれよあれよとイブラヒムさんはステージの真ん中へ!
このじいちゃん、凄い凄いとは思っていたがまさか真ん中に座っちゃったよ!
僕は歌いたいと意思も伝えた!
チャンスは一瞬だろう!
歌うことになったらヨロシクとカメラをナオキ君に渡しステージに一番近い袖に待機。
はっきり言って、今僕はトイレに行きたい!
分かっています!
トイレに行ったら歌えない!
そして帰り道、『あの時トイレに行かなければ歌えたかもな、、、』とかぼやきながら帰るのはごめんだ!
ここは膀胱炎覚悟の仁王立ちにての待機が最良の選択だろう!
こんなイスラム教とユダヤ教の平和集会で音楽できるなんて最高ではないか!
人はただ東洋人がステージの横に突っ立ってると思うだろう!
ただその東洋人は今猛烈にアグレッシブですよ!
動かないと言う攻めですよー!
この会場の進行はイブラヒムさんともう一人の中心人物おじいさんである人が話して一段落したらその隣にいるギターを持ったおじさんが一曲歌うという流れ。
またそのおじさんの歌う唄が暗い!
もちろん意味はわからないのだが平和を歌っているのか、昔の苦しみを歌っているのか?
そんな中僕はいったい何を歌えばいいのか?
明るいのか?
暗いのか?
直感を信じて、とは言ったもののこれは直感だけではダメだ!
宗教のタブーがあるのかもしれない!
よし少しスローな明るくはない曲で行こう!
いやいやまて!
もし呼ばれたらそれはイブラヒムさんの了解を得ていることになる!
自分が精一杯歌える曲がいいし、この暗い曲連続の中に底抜けに明るい曲を歌うのも場違いではないのでは?
そんなことを考えたながらイブラヒムさんがこっちを見たらアピール!
ここにいるよ―!
最初はまばらだった人の数もいつの間にか500人以上いると思われる!
そして会場も温まって来た!
そしてそして平和会議ならぬ決起集会が終わった!
うお―ー――!!
イブラヒムは色んな人と抱き合って挨拶。
終わった後も最後の最後の望みを託すも遂にはステージ照明が落ちてしまう。
無念だが仕方ない!
そして僕はトイレを探しに行く!
近くのレストランへ!
拒否される!
もう我慢の限界。
少し人通りがあるようにも見えるがこっそりゴミ箱の影で。
人が来たので80%くらいで終了した!
それでも天と地との差があるくらい楽だ。
タクシーで宿に帰る!
イスラエルは明日出る!