生まれてからずっと
頂いたお年玉や、お小遣いを
取り上げて貯金して来た通帳を
手渡したからでしょうか…
次男は意固地になって、節約の為と
新幹線ではなく、格安の夜行バスの
チケットを取って
こんな時間に旅立って行きました。
家を出る寸前まで
バタバタと荷物を詰めて
30kgはあろうという
海外旅行用のスーツケースを
抱えて
「行ってらっしゃい。」と言う
私の方を振り返らずに
「行って来ます。」と駅の改札に
消えて行きました。
通い慣れたいつもの駅からの道を
車で家に戻り、いつもの様に
テレビをつけると
さっきの続きのバラエティ番組
10分前と何も変わらないリビングに
なんだか違和感を感じつつ
雲に隠れて見えなくなった月に
想いを馳せるのでした。
