『魔法のことば』エスキモーに伝わる詩
柚木沙弥郎 絵
金関寿夫 訳
福音館書店
この絵の迫力に、手に取った絵本です。
大昔、人と動物がともにこの世にすんでいたとき、互いに区別はなかった。そしてみんな同じことばをしゃべった。
そのとき、ことばは魔法のことばだった。


人の頭は、ふしぎな力をもっていた。ぐうぜん口をついででてきたことばが、そのとおりになる。
誰も説明できない。
「世界はただ、そういうふうになっていたのだ。」
の最後のことばが、すごくいいなぁ~。す~と気持ちが楽になる。
柚木沙弥郎さんの絵本第一作目だそうです。
この絵本は、スイスで1996年度に子供の宇宙国際図書賞を受賞しました。

今朝、神社に参拝したら、スイスからいらしたお客様に会いました。片言の英語とスマホのアプリで、会話をしたとき、「魔法のことば」の絵本を思い出しました。
私たちは、会話の前に相手を感じる力を持っているような気持ちになりました。