『はやくとゆっくり』
張輝誠 文
許匡匡 絵
一青妙 訳
光村教育図書

私にも覚えがあります。
私はおばあちゃん子でしたから、おばあちゃんのペースで、なんでもゆっくりな子どもでした。
でも、母や父は、「はやくしなさいおくれるよ」と、せかします。板挟みの子どもの気持ちは、複雑です。
ぼくは毎日、目が回るように忙しい。パパとママはいつも「はやく」って言うんだ。でも、田舎のおじいちゃんたちは「ゆっくり」って言う。ぼくは一体、どうしたらいいの? 時間感覚を軸に子どもの自立を描いた絵本。子どもってすごいなぁ~。