『ニャーンといったのはだーれ』
ステーエフ ぶん・え
さいごう たけひこ やく
偕成社





ステーエフは、ソビエト(ロシア)の誇る世界的な絵本作家だそうです。

我が家に、1969年の初版本が、ありました。

ボロボロのこの絵本には、『ニャーンといったのはだーれ』『三びきのこねこ』の2つのお話がはいっています。

『ニャーンといったのはだーれ』は、その題名からもわかるこたえは、ネコ。

でも主人公の子犬には、わからないの。「わからない」は、好奇心の始まり。冒険がはじまります。痛い目にもあいながらね。そこが楽しい。

ステーエフの絵本は、動画のように絵が動いているようです。『どろんこハリー』とトムとジェリーのような世界があります。

何十年振りに開いてみて、ステーエフさんが、ロシアの方だったこと。そして、最初のページのメッセージ「みなさんがた、日本のこどもたちのしあわせを、心からねがっています。」に、胸が痛みます。

今、私たちは、ウクライナやロシアの子どもたちの幸せを願わずにはいられません。