挨拶多義にて御免あれ、
儂が本間亀二郎である。

堂々と
悠々と
粛々と
賑々しく
城の祭典
終了致した。
この件は
後日
皆にお教え致そうと存ずる。
今は
儂に休みをあたえて呉れ。
ともかく今は儂、休む。

挨拶多義にて御免あれ、
儂が亀二郎である。
今、
松江のカラコロ工房では
あさどらの「ばけばけ」の展示物を催して居る。
てれびが見れぬ儂は雰囲気だけでも
味わいたく参った。
これが主役の
小泉八雲とセツどの、か。
作中では
レフカダ・ヘブンさんと
松野トキさんか。
此方が
稲垣金十郎どの、ではなく
作中は
松野司之介、と申される。
なんでも、駄目お父さんとの事で
とても儂と話が合いそうじゃ。
此方がニシコオリさん。との事で。
賢そうなお顔をされて居る。
英語が上手そうな顔じゃな。
ほんで
次の此方が
主役のトミーバストウ殿が
作中で描かれたいらすと。
これらの絵が何枚も展示してある。
展示物はほかにもな、
登場人物の衣装、小道具、
作中 人物相関図など
半刻おっても飽きぬものであった。
来年の三月いっぱいまで展示して居る由。
休館日に気を付けて
来館致すが良い。
てれびが無い儂でも楽しめたから
見て居る者はなおさら、面白かろう。
【亀】
挨拶多義にて御免あれ、
儂が本間亀二郎である。
来たる十二月十二日金曜日と
十二月十三日土曜日、
カラコロ工房と
松江城天守にて
儂、亀二郎が
小泉八雲の怪談を語り候。
題して
である。
山陰の冬の味覚
蟹やぜんざいや出雲蕎麦、
さらに
日本酒もある。
鼕(どう)を叩く体験もできる、
石見神楽の特別公演もある。
詳しくはこちら
↓
諸人、大いに興じられよ。
舟では儂は語らぬが
カラコロ広場から
遊覧船に乗って
船上で聞く怪談もある。
乞うご期待
而して
怪談を楽しまれよ。
【亀】
挨拶多義にて御免あれ、
儂が本間亀二郎である
来たる十二月六日の土曜日
子供たち相手に小泉八雲の怪談を語り申す。
あまり怖がらせては為らぬかな、と
おもう半面
今の世の子供は賢いから
少々の事では動ぜぬであろうな、と
安心して怪談を語れることに
意欲満々である。
親子で楽しむ体験教室