ぽかぽかと春爛漫の季節となりましたが、みなさまお変わりはないでしょうか。

4月中旬のお教室の報告をさせていただきます。お教室に通っておられる生徒さんの成長、新しくレッスンを受けにいらっしゃった大人の方、お子様について、お教室の様子などをお知らせいたします。

80代の方がこの4月からレッスンに通われることになりました。ドビュッシー、モーツァルトなど
を弾いて、ピアノを楽しんでおられます。お教室では、基本の技術として指の使い方からはじめております。指の力を少しずつつけながら、他の箇所の力を抜いていこうとしています。少し時間はかかりますが、楽に弾けるようになってきますので、ぜひ習得してください!それから、モーツァルトのソナタA-Durをはじめることになりました。まずはじめのテーマの部分を集中的に取り組みます。音をきれいに出すことや間違えても止まらずに先に進めることが最初の課題となりました。これも気長に進めていって完成していく予定です。

また、和声を学んでおわれる大学生の方は、1回のレッスンで12の課題を実施してくださっています。とても充実した時間になりました。連続度がまれにできてしまうこともありますが、これは実施を継続していくうちに自分で気づきなくなっていくものなので、あまり気にせず、先に進みましょう!次回は属七の章に入ります。属七の各転回形を含む課題が12題、Ⅴ7→Ⅵの課題が6題、根音省略形の属七の第2転回形が6題あり、比較的ボリュームの多い章となります。いずれも今後よく使う和音となるのでしっかり身につけていきましょう。

そして、社会人の方は、和声とピアノを学ぶために通っておられます。和声では、実施してくださった課題を添削するのが主なレッスンですが、時間があるときは、一緒に実施するときもあります。バスに対するソプラノの決め方、順序などを説明させていただきます。一人だと時間がかかってしまう課題も、一緒に実施するとスムーズです。このスムーズにソプラノが決まっていく感覚を身につけていただきたいと思っています。ピアノの方は、グリーグのソナタの第一楽章を弾いておられます。とても説得力があり安定した演奏をなさっています。お教室ではより細かい部分をアドバイスさせていただいています。前回は提示部を細かく見ていましたが、今回はその続きと展開部の最初をみました;

ところで、ソルフェージュに関心をお持ちの、フルートを演奏されるお勤めの方が、レッスンにいらっしゃいました。リズムの課題、ギャロンの視唱の課題、3和音の聴音を取り組んでいただき、レッスンの概要を説明させていただきました。リズム、音感に苦労されておられるとのことでしたが、よくできていました。このまま継続して通っていただければ、より高度な課題もこなすことができるでしょう。

また、年中の女の子がお母さんと自転車に乗ってやってきました。「音楽好き?」と聞くと、「だ~
い好き!」と元気な声で帰ってきました。レッスンでは、かえるのうた、きらきら星を右手で弾きま
す。年中さんにはまだ早いかな、と思っていましたが、そんなことはなく、どんどん覚えていきます。5本の指それぞれで鍵盤を押す練習もして、充実した体験レッスンとなりました。水泳・英語など、他の習い事と両立をさせながら通いたいとのこと、ゴールデンウィークが明けてはじめられるそうです。

4月は学期・年度の変わり目で、急用ができたり、お勤めがお忙しい方が多いせいか、レッスン日時の変更が相次ぎました。いずれも、うまく振り替えができ、生徒さんも教室にも何ら支障は出ていません。学校・お仕事が落ち着くまで、レッスン日時の変更に対応しておりますので、安心してください。

さて、新しいソルフェージュの教材を導入しました。ノエル・ギャロンの聴音課題集です。旋律のみの課題で題1集です。日本では、8小節の課題が多いのですが、この課題集は12小節・16小節の課題がほとんどです。1つの課題で多くを学ぶことができます。また、跳躍があまりなく、順次進行をメインに扱っているので、聴き取りやすい課題となっています。


春爛漫のこの頃 ご多忙とは存じますが、健康には気配りされて下さい。