先々週の土曜日の夜に、

社会人の方の、和声とピアノのレッスンがありました。

今回は、和声のレッスンをご紹介します。

 

 

 

 

第1転回形の課題の直しと、第2転回形の小課題を

実施していただいています。

前回の第1転回形の課題では、うまく連結がいっていないところ、

ソプラノが不自然なところに対して、ソプラノを提案させていただきました。

今回は、そのソプラノとバスに対して、内声を作る課題となっています。

さしあたって、問題はなく、うまく内声を埋め、連結できているようです。

ソプラノの作り方、自然なソプラノだと、内声も自然に動く、

ことをわかっていただけたら幸いです。

 

 

 

 

 

第2転回形の小課題では、

Ⅴ、Ⅳ、Ⅰ

の第2転回形が出てきます。

それぞれ、作れるソプラノの範囲や、連結の仕方を

学んでもらいます。

 

 

 

 

 

以前にも書きましたが、Ⅴの第2転回形をⅠで挟んだとき、

ソプラノは、

ド-シ-ド

あるいは

ミ-レ-ド(バスがド-レ-ミのとき)

ド-レ-ミ(バスがミ-レ-ドのとき)

となることが多いです。

ソ-ソ-ソ

とはあまりなりません。

前後のソプラノや自然なソプラノを意識して、

使い分けます。

 

 

 

 

Ⅳの第2転回形もⅠで挟むのですが、

ソプラノは、最後に出てくるときは、

ド-ド-ド

と ド が続けるのが普通ですが、

途中で出てくるときは、

ミ-ファ-ミ

あるいは

ソ-ラ-ソ

とソプラノが動くようにすると、

より豊かな旋律になります。

 

 

 

 

このように、複数の選択肢の中で、

より音楽的になるには、どれを選んだらよいか、

ということを考えながら、バス課題を進めてください。