急逝された、サン・村田さんの絵画展へ。



仕事を少し早く切り上げ、
益城町の犬飼記念美術まで車を走らせた。

ゆったりとした空間には、サン・村田さんのヴァイオリン演奏が流れ、サンフラワー(ひまわり)が微笑んでいた。






もう、何年前になるだろうか、、、
今はなき、BAHIAでの絵画展で、冬景色を描いた絵に一目惚れした。

厳しい冬の風景なのに、このあたたかさは何なのだろう、、、

以来、この絵は、毎朝、「おはよう」と、私に語りかけてくれている。




何か嫌なことがあっても、悲しいことがあっても、この絵の前では素直な自分に慣れるというか、、、

【厳しい冬の中の温もり】

それが、サン・村田という人の本質なのだろう。

この空間に身を置くと、
改めて、そのことが良くわかる。

会場では、パートナーの小出史さんとお会いした。

比較的近くにいながら、なかなか直接お話しすること機会がなかったが、たまたま、他にお客様もなく、ゆっくりとお話しすることができた。

溢れる愛情をとどめることなくお話しされる姿の向こうには、サン・村田さんの笑顔が浮かぶ。

原画は、もうほとんど手に入らないとのこと。
お客様からは、画集の出版を心待ちにしているとの声があがっていた。

少し時間がかかるかもしれないけど、待っていてくださいね。

と、おっしゃる小出さんの表情が、
とても美しく、決意に満ちていたのが
とても印象的だった。

ああ、そういえば、
一度だけ、セッションしたっけ。
何年も前のこと。

写真を懐かしく眺めている。



こうやって、サン・村田さんは、
みんなの心に生き続けるのだろう。