幕末太陽傳
ちぎちゃん(早霧せいな)退団公演、観てきました!
本拠地、宝塚で。
何年ぶりだろう、宝塚で観るの。
ちぎのトップ姿を、どうしても一度、本拠地で観たかったのです。
宝塚の街はやっぱり独特。忘れていたことが次々と甦る。
大切に閉まっていたアルバムを1ページづつめくっていくような。。
懐かしい人達との再開もあって、ノスタルジックな余韻に浸っていたりなんかして。
いまだに、時々夢に見る。
わかってるはずのダンスの振りが出てこない。出番に遅れる。
これは、いつも夢の中で冷や汗かいてます。
そして、まだ宝塚を続けている夢。
これは、いつもとても幸せな気分。
宝塚を思い出す時は、苦かったり、切なかったり、楽しかったり、色んな感情が溢れてきます。
精一杯でした。
でも、ちぎを見てると、はたして自分は本当に精一杯やったのかな?と思えてくる。
彼女の精一杯は、いつも私の想像を超えるのです。
彼女の初主演の新人公演の間近に、宝塚のあの厚化粧でも隠せないほどの酷いクマを目の下につくっていました。
「ちぎー、クマがお化粧しても隠れてないよー!!」って、表面上みんなで笑いとばしてたけど、正直、倒れるんじゃないかと心配しました。
その酷い顔は、公演中に新人公演のお稽古という過酷な中、、毎朝、どれだけ早くから一人でお稽古していたかを物語っていました。
同期のみんなは口には出さないけど、それがどれほどきつくて大変なことなのか自分たちもわかっていたから、その信念に感心し、尊敬していました。
その姿が今でも目に焼きついていて、本当に努力するってこういうことなんだって、私の中でひとつの基準になっていて、何かの時には、それくらい努力してるか?と自分に問いかけています。
比べるというよりかは、目標という感じで。
今回の公演で最後なのに、ちぎはやっぱりちぎで。
変わらなくて。
真摯に役に向き合っていて。
それしか考えてないようで。ちぎらしくて笑える。
最後までどうかそのままでいられますように。