千葉県側の利根川沿いを走るJR成田線。
総武本線の佐倉駅を起点に成田へ…
成田からは銚子、成田空港、我孫子方面へと3方向に分岐をする珍しい路線となっています。
その我孫子〜成田間の我孫子支線が全通して今年で120周年という節目。
成田山新勝寺への参拝客輸送を目的の路線として開業。日本初の喫茶室がある車両も運行された時代もあったという。
今では他の交通網の発展により かつての様な華やかさは無い地域密着の郊外路線ではありますが、
初夏には田植えの終った水田が広がり爽やかな車窓を楽しませてくれています。
↑我孫子~東我孫子間撮影
そんな沿線に5月限定で記念装飾の車両が運行されるとあり、チバラキ県の実家に滞在時にはこの1か月間 記念車両を追いかけました。
↑木下~小林間撮影
運行初日である4月30日。この数年は実家近くで鉄道写真を撮ることは無かったのですが
久々に「成田線のお立ち台」とも呼ばれていた撮影名所の『第一木戸脇踏切』へ。
しかし線路脇の木々も育ち初列車の撮影はイマイチの構図に。
それだけこの踏切には来ていなかったと時の流れを感じさせられました。
↑小林駅撮影
↑下総松崎~成田間撮影
沿線自治体では住民に「記念列車に手を振ろう」と呼びかけられ線路沿いや駅には多くの住民や
記念列車を撮影をするカメラマン達で賑わいました。コロナ禍での懸念を示す意見もありましたが
個々のモラルとソーシャルディスタンスも心掛けられ企画は成功であったと信じたいです。
↑下総松崎駅撮影
普段は緑色の帯の車両が行き交う路線。記念列車の装飾は「かつて沿線で走っていた車両をイメージ」と発表はあったものの運行当日まではシークレットでした。(ネット上の書き込み等で筒抜けでしたが)
スカ色と呼ばれる砂浜と海をイメージした帯を施され運行開始となりました。意外と違和感も無く日常に溶け込んでいる気がします。
↑湖北~新木間撮影
↑東我孫子~湖北間撮影
↑新木~布佐間撮影
単線の我孫子支線。すれ違う列車に被られることも無く、どのアングルからも撮影しやすい路線のひとつです。
成田駅ではスカ色の本家。横須賀線からの直通列車とも並びます。
さて…沿線車窓。
↑木下~小林間撮影
↑小林~安食間撮影
沿線にはイオンは無いが水田はある
↑小林~安食間撮影
沿線には高いビルは無いが青空が広がる
↑小林~安食間撮影
↑小林~安食間撮影
↑布佐~木下間撮影
沿線にはトンネルは無いが鉄橋はある
↑安食~下総松崎間撮影
↑小林~安食間撮影
沿線には何処からか飛んできた種で花が咲く
↑我孫子駅撮影
沿線には名物の立ち食いそば屋がある
そんな片田舎の沿線ですが…
↑木下~小林間撮影
記念列車が運行されたこの1か月で沿線の水田も鏡絵から緑の絨毯へと変わってきました。
秋のお彼岸の頃には黄金色の絨毯となるんですよね。心が和む車窓でもあります。
↑木下~小林間撮影
例年であれば初夏の過ごしやすい季節は旅行に出ることが多いのですが、未だに終わりの見えないコロナ問題。
ワクチン接種は出来てはいませんが鉄分接種は思う存分出来た1か月間でした。
沿線収穫の新米が出回る頃には、ワクチン接種も終わり 安心して旅行や鉄分補給が出来る日が来ることを願うばかりです。
鉄道写真ばかりの初夏のブログとなりましたが、閲覧いただきありがとうございました。
↑成田駅みどりの窓口撮影
↑我孫子駅弥生軒様撮影
この1か月間、ありがとうございました。
そして、ごちそうさまでした。
通常の成田線我孫子支線の光景に戻りましたが
E231系スカ色(マト139編成)夏頃までは常磐線での運行もされる様です。
↓乗りものニュース様の記事より
「スカ色」帯のE231系 常磐線でも運行へ! 夏ごろまで | 乗りものニュース (trafficnews.jp)