昨日、台風と共に到着。

しかし、昨日は朝から打合せ続きで事務所に戻ったのは夜遅く、台風一過の静かになってから。
 
ほかほか、生まれましたー。
 
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色々な方々のおかげです。感謝の一冊!
 
 
 
 

はじめに

 

インテリアはとても身近な『環境』のひとつです。

またそこに一緒に身を置いている家族、人々はコミュニティの最小単位です。

また住む、暮らすといった、身を置く空間は『心、頭の中の表れ』でもあります。

 

私は、インテリアに関わるようになって四半世紀以上になりますが、インテリアの仕事はただ単に、『美しい空間をつくる』ことではないな、と思うようになって長い年月が経過しました。

そして、インテリアの仕事がまず「人ありき、人にフォーカスすること」がとても大切だと思うようになって、私自身の仕事のスタンスが変わりました。

 

インテリアが変わることで、人は変わる。

インテリアを整えることは、より良き人生につながる。

インテリアで、心も体も元気になる。

インテリアが整うと、眠っていたパワーが発揮される。

 

インテリアで関わっている大好きなクライアント様の毎日が愉しさで満たされる状況を見てきました。

インテリアは環境であり、コミュニティの基本単位だから人自身、人生を大きく左右する。

いつしか、インテリアの仕事を通して人に寄り添うことが私の使命、仕事だと思うようになりました。

 

私にとってインテリアを軸に人に関わるこの仕事は天職だと思っています。

インテリアを通しておひとりおひとりが満たされること、そしてその先にはより良い社会があり、それにつながっていると信じています。

 

まだ、この仕事に就いたばかりのころは毎日が手さぐりでした。

 

・技術的な事ややり方は現場や勉強で学べるけれど、重要なその前段階、それがわからない。

・同業者の仕事ぶりを紹介する本はたくさんあるけれど、自分に投影できない。

・スタンダード、と呼べるものが見つからない。わからない。人によって価値観、思いが様々。

 

自分なりに試行錯誤しながら自分のスタイルを構築してきましたが、それはとてもとても長い時間がかかりました。

 

インテリアを伝える立場になり、一番伝えたいことを網羅した教科書を探しましたが見つかりませんでした。技術や、やり方ではなく、考え方の根幹になることや、今、現代のインテリアにかかわる問題からのあぶり出しこそ重要だと思っているのですが、そのあたりを系統立てたものはありませんでした。

いつもそうですが、ないなら、作ろう!と思い生まれたのがこの教科書です。

 

特に、【インテリアをはじめて学ぶ方】にぜひ押さえてほしいことをまとめました。

もちろん、インテリアから広がる世界はとても広大で、深遠で、まだまだこれからも大きく変貌を遂げることと思います。だからこそ、一番大切な【人に寄り添うこと】【人がまん中】、ということを常に念頭に置いてほしいと思っています。

 

ようこそインテリアの世界へ。

この先、興味が広がって私と同業同志の方々がどんどん増えてくださること、インテリアに興味を持ってくださる方が増えることは、とてもワクワクすることですし大歓迎です。ぜひご一緒にインテリアを軸に世界をもっと豊かに変えていきましょう。

 

 

2016年 大好きな季節 初夏の緑がまぶしい日に寄せて  松本佳津

 

 

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