Q 今通院しているクリニックでは採卵後は調整周期として1ヶ月お休み期間があります。でも、その時に限って卵が育つことが多く、卵胞チェックで受診すると、「大きくなっていますね、排卵させましょう、その後はプラノバールを飲んでリセットね、タイミングは取らないように」と言われるのですが、せっかく育っている卵をみすみす排卵させることに勿体無さを感じてしまいます。タイミングは取ることは無駄になるのでしょうか。プラノバールを飲んでいたら、妊娠の可能性はないのでしょうか。
プラノバールは卵胞ホルモンと黄体ホルモンが一緒になっている薬で、妊娠している状態を作る薬で、続けていれば排卵が起こらず、避妊となると聞いていますが、タイミングを取った後にプラノバールを飲むことで黄体補充となり、妊娠しやすくなると言うことはないのでしょうか。聞いても「ピルなんだから妊娠しないよ」と言われますが、本当に妊娠しないのかよくわからないので、教えていただけたらと思います。
A ピル(卵胞ホルモン+黄体ホルモン)は服用時期と服用期間によっては、生理調整にも、避妊にも、妊娠のサポートにもなります。したがって、「ピルなんだから妊娠しないよ」と言いうのは正しくありません。せっかく育っている卵をみすみす排卵させるのは勿体無いです。この場合、タイミングを取ってプラノバールを飲んで妊娠の可能性もあります。採卵後にお休み期間を設けるやり方は昔の方法であり、現代は卵胞が育ったら採卵(人工授精、タイミングもあり)にいくのが良いです。
なお、このQ&Aは、約3週間前の質問にお答えしております。