ハード・ソフトの両面から強い東京を創る!

 

 

 

 

 

強い東京のインフラ整備

~ハード・ソフト両面からの強靭化~

 

東京オリンピックを前にして様々なインフラ整備が進んでいる。

私も東京の政治家として、これまで様々な立場から、この強い東京を創る動きを強力に推進してきた。

 

特に、国土交通副大臣の際に、私は凍結されていた外郭環状自動車道路の本格再着工を決断した。

 

地域事情により、様々な思惑が絡み凍結されていた事業であるが、私の決断は、庶民力復活のために強い東京のインフラ整備は必須であるという理念に基づいて行われた。

 

もちろん、多くの都民の皆様からの多大なる御支援を背景にしたものであったが、今では東京の強化にいささか貢献したものと自負している。

 

この再着工により、大泉ジャンクションから東名ジャンクションまでの工事が開始されており、完成すれば、これまで約60分を要した所要時間が約12分に短縮される。

 

ハード面でのインフラ整備は、こうした道路に限らず、港湾や、河川・橋梁、通信インフラなど、多面的に更に進めていくべきである。

 

 

 

 

これらハード面での強力な取組みに加えて、私は、東京をソフト面からも支えることが必須であると考えている。

 

ソフト面での強化とは、ヒト・モノ・カネの流れを円滑化させる制度面での取り組みである。

 

様々な識者からも指摘されているところであるが、ソフト面で東京は、金融における地位の低下など、課題を抱えている。

 

この点、例えばシンガポールなどが国際ハブ都市を目指して打ち出している、人の出入りに関する緩和など、アジアをはじめとする諸外国の大都市の取組みは大いに参考していくべきである。

 

アジアのハブ都市としての東京を確立するためには、税関手続きの簡素化、国家発展に資する戦略的なビザ発給、市場の透明化・資金運用や調達を円滑化させる金融緩和、といったソフト面での取り組みが欠かせない。

 

これらの施策に加えて、防災の観点からもハード・ソフト両面からの多重防御が必要となってくる。

 

そうした取り組みとしては、これまでわれわれが議論してきたように、電柱ゼロや木造密集地域の解消に向けた取り組みがベースになる。

 

さらに、地域的な防災訓練を実施し、企業や団体にも一定の条件で参加を義務付けることにより、災害時の多くの人を円滑に誘導することが有効である。

 

東京の更なる活性化に向けて、こうした面でも大幅にインフラを強化すべく、全力で汗をかいていく所存である。