この度の石川県能登地方を震源とする地震により被害を受けられた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。


一月十八日は初観音の日でございます

八名のご寺院様により大般若を転読し能登地震により犠牲になられた方々をご冥福をお祈りし厳修されました。


禅語で

※『雪を擔(にな)って古井を塡(うずむ)』という言葉があります


今回の能登大震災で家屋が圧しつぶされたり、土砂崩れで道路がふさがれて、孤立集落も出てその土砂を運びためにダンプカーで次ぎ次ぎに運搬され復旧作業が進んでいます。夜通し雪の降る中、自衛隊の方々によって被災された方の献身的な人命救助が続いております。


人間本来の純粋な心からの行動は尊く

『雪を擔って古井戸を塡(うずむ)』如し、一人でも尊い命が救われて

被災地域の一日も早い復興をお祈りいたします。


山主合掌


※ 雪竇重顕禅師の『祖英集』より引用