10月の法話は『和敬静寂』です。

これは茶道の心得を表した言葉です。


『和』とは心を合わせること。

『敬』とは互いに尊重すること。

『静』とは心清らかであること。

『寂』とは何事にも動じない心を持つこと。

この言葉は茶道の心得だけにとどまらず、生きていく上で大切な心構えであります。

茶道も人生も人との出会いこそ、全て相手の心と向き合う事は、自分の心と向き合うという事。


素直な心がそこにあります。

そして本来の自分がそこにいます。


何をやっても上手くいかなくて何もかもが嫌になって、理不尽さを感じた時には心静かに景色を眺めながら、一度この言葉に立ち返ってみましょう。


朝晩と冷え込んできましたが風邪などひかぬようお身体をご自愛ください。

山主合掌