毎日、暑さに悩まされている今日この頃ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか？
7月の法話は『無寒暑』です。全てを認め受け入れるという意味です。
この言葉を聞いて、私は真夏の坐禅修行を思い出しました。修行時代は扇風機もエアコンもなく毎日暑さに苦しんでいました。暑さを敵と感じていると時間は一向に進まず、注意力も散漫になり坐禅に集中できませんでした。
しかしその暑さを受け入れた時、暑くてつらいと言う感覚から、いっぽ前に進めたような気がしました。
人生には、今置かれている状況が辛すぎて、もう逃げ出してしまいたいと思う瞬間があります。
そんな時は目の前の状況から背を向けるのではなくその全てを認め、受け入れてみましょう。
なかなか決して簡単ではないと思いますが、実はそれが一歩前に進める1番の近道であります。
7月18日は松葉観音夏季供養がございます。
観音様のような暑さにも寒さにも動じない心を持ちたいものです。
山主合掌🙏