どもっ。最近ようやくアボカドの美味しさを覚えてきた私です。🥑


最近妹と頻繁に連絡とってるのが嬉しいニコニコ

なんで嬉しいか?

今夜はその少し暗いお話をします。



私には妹がいます。

私よりも10歳離れている妹ウインク



私が中学生になった時に親は離婚しました。



どっちに付いてくる?

どっちと一緒に住む?



母親が聞いてきました。



スゴく嫌な選択をしなければならない。

スゴく嫌な話を聞かなくちゃいけない。



ですが私はまだ中学生でそんな急に言われても

頭がパニックで何も言えませんでした。



妹は母親についていくことになり

私も本音は母と住みたかった。



でもその話し合いしてる時

ふと父親の顔を見たら寂しそうな表情してました。



あんなに怖い父なのに

こんな表情をするんだ!と内心驚きました。



そして私はお父さんと住むと話し合いの中で言いました。



母親はえっ!私達の方にくると思ったと言ってた。横目でチラッと父親を見ると嬉しそうな顔をしてた。


私はこれで間違ってなかったんだと思った。



それから離れて暮らして

まだその時は携帯とか気軽に持てる時代でもなかったし

父親から母親の所には電話するなと

新しい家の番号すら教えてくれませんでした。



あれから何年も過ぎていった。



離婚しての数年は母親や妹は元気かな?

今何してるんだろ?



と思ったりしてましたが

数十年たつと仕事などで毎日忙しく

思いふけることが無くなってきていた。



私がまだ女性ホルモンを個人輸入して飲む前は

男の格好で薄っすらとメイクだけして

外出してたのね。



まだホルモン摂取してないから

見た目も男のままにっこり

でも薄っすらとメイクするだけでも当時は満足してたかなぁ。



ある日の夕方

梅田の百貨店で晩御飯(お惣菜)を選んでる時に

後ろから



兄ちゃん?

と声がしたの



当然私の事ではないと思ってるので

無視します。



後ろからまた呼ばれました。


○○兄ちゃん


えっ!私の事やん

振り返ると



あんなに小さかった奴が

身長も伸びて化粧もして大人の女性として

立ってました。


こんな偶然ある??

ものすごい年月が経っての再開です。



ほんと数秒でもズレてたら

再開できない

そのすごい偶然にビックリしました。



それなのに一目で互いを理解しました。

顔も変わってるはずなのに

髪型とか

それなのに直ぐに分かるのはやはり家族だからこそだと思いました。



何してるん?

元気?話したいことは沢山あります



呼吸するのを忘れるくらい

話しました。



私達は晩御飯を食べに

確かお好み焼き屋に入ったと記憶してる。



そこで沢山話した

沢山笑った

沢山妹の顔を見た



嬉しさのあまり忘れていた事があったのね。



それは私がメイクしてるって事。



あっ!と思ったわ。

しまった!とも思った。



でも妹は深く聞いてこなかった

全く関係ないように話をしていた。



このまま気付かれずに

今日は時が過ぎて行ったら…。

心の中でそう願ってた。



でもお酒も入ってくると

「なぁ、何その化粧。」

「滅茶苦茶な塗り方で歩いてたら恥ずかしいよ」

「特に目が最悪」って言った



久々の再会のはずなのに

私がこんな格好だったから台無しに…。



自分のことが嫌になりそうだった。



道具ある?

えっ!なんの?

化粧道具よ。

あっごめん持ってない

それもダメと笑顔で注意された


妹の化粧ポーチから取り出したのを顔に塗ってもらいました。



最初はなんか恥ずかしいというか

兄としての貫禄が…。とか色んな思いがあったけどそんな事はどうでもよかった


何故なら

アイメイクする時に手を固定する為に

妹の手が私の頬から温もりになって伝わってくる。


めっちゃ温かいやん

こいつの体温を今感じてる

頬からシッカリとこの温もりを感じろ

と集中してしまった。



本来なら親が離婚しなければ

ずっと一緒に住んでて

この歳になると妹は私の事を触りたくもないと言われそうだけど…。


今こうして

話せて私の身体に少しだけど触れている。



すごく幸せな気持ちだったおねがい



なんか目が潤んでない?


化粧出来ないでしょ!

と言ってたけど

目をメイクしてもらってたから目を瞑ってたけど

目を開けたらアイツも少し涙浮かべてた。



兄妹の幸せな時間

誰にも邪魔されない2人の時間を過ごしました。


その時はLINE交換してその日はサヨナラしました。


帰りの電車内で

誇らしかったです。


妹がメイクしてくれた

妹がメイクで作ってくれたこの顔を


今も時々会ってるけど

この話をしたらアイツもその時のこと覚えてくれていた。


離れて暮らしていても家族


数十年ぶりにお互い幼い時に離れ離れになっても

直ぐに分かるのも家族だから分かること。



流石にあれから数年後にホルモン摂取を始めたと言ったらビックリしてたけど



今でも電話で声を聞くと

自然と笑顔になります。


離れ離れになってた時間を

2人が大人になった今その時間を埋めようと

LINEは結構今でも頻繁にしてます。


親や兄妹

親戚

みんな私の宝物です。




お読み下さりありがとうございました

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