仕事終えて


帰路につく


陽が暮れて


夜空に三日月が浮かぶ


月夜の帰り道


カーステレオから


いつものパンクロック


なにを聞いても


月夜のせいか


物悲しい


無邪気な歌声


単調なリズム


過激なパフォーマンス


“もっと自由に”


“もっと弾けろ”


そう呼びかけてくれる


ロックンローラー自身は


けっして自由ではない


抑圧されて


しめあげられて


吐き出されるのが


パンクロック


純粋にして繊細


過激な歌詞に


過激なファッション


それなのに


少年のような瞳


アーティストもクリエイターも


テクニックじゃない


純粋な心だ


それを教えてくれた


それを聞きながら


月夜に吠える


「まだまだだぞ!コノヤロー!」