大切なブロ友さんの一人
kirin2020さんの記事をリブログ
させていただきます😊

kirinさんは過去にお友達と
イタリア旅行に行かれました。
ヴァチカン市国、サン・ピエトロ大聖堂で、
ある像との出逢いがありました。

ミケランジェロのピエタです。


写真お借りしました

処刑後に十字架から下ろされた

イエスキリストを抱く聖母マリア。


私は実際に見た事はないが、

この写真を目にし何故だか熱いものが

胸に込み上げ涙が溢れてきた。


イエスが夫とだぶる。

イエスの肉体が夫とだぶる。

筋肉がそぎおとされたかのような肉体。

今の夫の身体そのものだ。

あまりに似すぎていて

身震い した。



「この感情はなんなんだ?」と

ピエタの事を調べてみた。



イエスは張り付けの刑で絶命する。

日照りにさらして脱水で

徐々に命を奪う「磔刑(たくけい)」で

命を落とす。残忍性が高く最も重いと

される刑罰で命を落とす。


夫とだぶった意味が

なんとなく解せた気がしてきた。


夫は癌患者。ステージIV。

骨に転移している。手術不可。

小細胞癌。

抗がん剤で延命中。


命こそ落としてはいないが、

治療している過程に於いて

副作用はつきまとう。

徐々に正常な細胞までをも

壊していってるのでは?という

不安も常につきまとう。

そういう意味では、

イエスが受けた「磔刑」とそう変わり

ないのではとも思えたりする。

(ちいと極端すぎかも💦)


私は若かりし頃にヨーロッパを旅し、

美術館巡りをしたことがある。

その頃に「ピエタ」に出逢っていたと

しても今のような感情にはならなかった

だろう。



夫が命を脅かす病に罹患している

今だからこそ、この像を目にし

何ともいえぬ感情が込み上げ

涙がとまらなくなったのだと思う。


いつの日か現地に赴き

「ピエタ」の前に

立ってみたいと思っている。


果たしてその時、私は

どんな感情で「ピエタ」を

見つめているのだろう。



最後まで読んでいただいて

ありがとうございます

😆

あらら⁉️matsuさん、

いつものブログと何だか

趣きが違うで~と

思われるかもですな😅


久方ぶりに心を

揺さぶられるように感銘を

受けた出来事だったので

記事として残すことに

しました。


ピエタとの出逢いを与えて

くださったkirin2020さんに

改めてお礼を申し上げます😆