
人、一人が誕生するにあったて、一人の女性が、いろんな思いを抱き、
一人の男性が、いろんな決断をしていると思う。
そして、誕生するまでに、お母さんの体調の変化。気持ちの波を体感
することだろう。
時には、子どもに心身に異変があるのではないか、もしかしたら、流産
するかも、と言う不安をかかえることもある。
そして、出産の時は、今までの人生で経験したことのない、痛み、恐怖
に遭遇することもあるかもしれない。
そんな一連のプロセスの中で、「とにかく無事、生まれてきて欲しい」
その思いだけで、祈っていた瞬間がある。その想い以外の子どもに対す
る望みの無い時間が存在したと思う。
しかし、私達は、その思いを叶えてくれた子どもに、沢山の要求をしだ
す。「もう少し、勉強が出来たなら。」「もっと強くなって欲しい。」
「女の子らしく振舞いなさい。」
他人が、そんな思いを抱く親のことを、批判することは出来ない。
だけど、忘れては、いけないことがあると思う。
「生まれてきてくれて、ありがとう」この最高の喜びと感謝を打ち消す
くらいに、何かを乗り越えなくてはいけないことは、この世の中には、
存在しないと言うことだ。学校に行くことが、「死ぬくらいに苦しい」
ことならば、「ただ、行かなくて良い」
お父さんとお母さんに、そのことを、思い出して欲しい。
「生まれてきてくれたこと」以外に何も望まなかった頃のことを。






