宝塚花組公演『愛と革命の詩-アンドレア・シェニエ-』『Mr. Swing!』 | matsuのどやさ日記

matsuのどやさ日記

デラックス系ホテル(主に関西)を中心に、宝塚、ディズニー、その他自分の好きなことを書いているブログです。

初日が開いてから、なかなか評判のよい花組公演、観に行ってきました。
花組は『虞美人』以来で久しぶりです。
 
イメージ 1
 
Musical『愛と革命の詩(うた)-アンドレア・シェニエ-』
 
開園アナウンスの前に緞帳が上がると、カーテン両端にギリシャ風の支柱が数本、中央に天使が向かい合っている絵が現れます。
その絵はモノクロで、どうも左と右で暗黒と光を表している感じ。
チャールズ・レニー・マッキントッシュのデザインにも似て、これから始まる物語に期待が膨らみます。
実際、劇中には頻繁に白い天使と黒い天使が現れます。『ロミオとジュリエット』の“愛”と“死”のような感じです。
 
物語の背景はフランス革命。
バスティーユ陥落から、ジャコバン党による恐怖政治時代を背景に進みます。
アンドレア・シェニエ、実在の人物だったのですね。知りませんでした。
オペラがベースですが、宝塚的にもミュージカル的にも印象的なシーンも多く、見どころ満載でした。
同じ時代背景の『ベルばら』や『スカーレットピンパーネル』とは作風が異なりますが宝塚“フランス革命三部作”といってもよい作品です。
 
アンドレア(蘭寿とむさん)とマッダレーダ(蘭乃はなさん)の幻想的なラブシーンは美
しすぎるくらい。
今回、花組生としては初大劇場となる明日海りおさんのジェラールもショーブランをアン
ドレ的にしたような役で見せ場も多かったです。
(ただ私には月組生のイメージがまだ抜けず、特出のような感覚に陥ってしまいましたが…
 
舞台装置は天使の羽を広げたセットが大盆で回り、場面、場面を繋いでいきます。
いつもの舞台デザインとは異なりモノトーンで少し暗めの雰囲気が、また新鮮でした。
今回のお芝居は1階席よりも2階席で観るほうが、舞台構造的に面白いかもしれません。
 
後で知ったのですが今回の舞台装置は松井るみさんという外部の方だったんですね。
振付もハンブルクバレエの大石裕香さんでしたし、今回のように外部の方が宝塚の舞台に
かかわられると普段の宝塚の舞台とは異なって新鮮です。
生徒さんも演出家の先生方もその他のスタッフの方も刺激を受けられるのではないでしょうか。
時々は外部の方にも作品にかかわってもらってもいいな~と思ってしまいました。
 

 
ショー・オルケスタ『Mr. Swing!』 
Swing といえばスイングジャズ。
ベニー・グッドマンやグレン・ミラーのジャズは大好きなので私向きのショー。
 
開園直前に現れた『Mr.Swing!』文字と男女のダンスイラストはアールデコ調なデザイン。スウィングジャズの時代を表してますね。
 
前半はジャズとは関係ないオリエンタルチックなシーンが出てきました。
あれ、スイングジャズじゃない…と思ってたら、次は野球のコミカルなシーン。
蘭寿さんがバッターでスイングするから Mr.Swing?
 
少し物足りなさを感じていたら、流れてきました「In the Mood」
曲に合わせてスターさんが入れ替わり立ち代わり、歌い継いでいくシーンはウキウキしましたキラキラ
フィナーレ、蘭蘭トップコンビの「blues in the night」のデュエットダンスは曲と同じ
くセクシーな大人のムードドキドキ
あ~やっぱりイイわぁ、この時代のジャズ。
スイングジャズ好きにはタップダンスもあれば更に良かったんですけど満足しました。
 
 
 
今年の宝塚は1本立てが多いのですけど、今回のようなお芝居とショーの2本立ては“タカラヅカを観た!!”という感が強くていいですね。
今回、お誘いした初タカラヅカ観劇のママさん友達2名も「夢の世界やわ~」と感動していました。
 
観劇後はソリオ宝塚で夕食を取った後、友人2名と楽屋口に行ってみました。
楽屋出入口前には10数名のファンの方が誰かを待ってられたので、思い切って誰を待っ
てられるのか聞いてみると轟悠さんのファンクラブの方で、出待ちされているという事でした。
「えっ轟悠さん!!」と私は失神直前(笑)
「せっかくやし、私らも待ってみよ~」と優しい友人二人に言われて暫く待っていると轟さん出てこられました。
宝塚ファン歴ほぼ35年の私も楽屋口から出てこられたスターさんを見るのは初めて。
背が高くて、カッコよくて、とっても素敵な轟悠さんラブラブ!
ファンクラブの方々の後ろから、そろーと見ていましたが、近くで轟さんを拝見すること
ができて感無量です。
 
轟さんの後には越乃リュウさんも出てこられました。(たぶん越乃さんのはず)
越乃さんも背が高くて、超カッコいい!!
 
初タカラヅカの友人二人も、名前は知らなくてもスターさんのオーラに感激していました。
 
それにしても最初聞いてみた轟さんのファンクラブの方。
「このあたりで待ってられるといいですよ」と、どのように、どの位置で待っていたらいいのか?の私達
にとても親切にしてくださいました。
このブログを読まれることはないと思いますが、ありがとうご
ざいました。
 
舞台も観て、タカラヅカスターも観ることができて、幸せな、幸せな一日でした