強い弁護士 | 弁護士松岡邦佳のブログ

強い弁護士

こんにちは。

最近インターネット検索を見ていると例えば「借金に強い弁護士」「離婚に強い弁護士」「相続に強い弁護士」「刑事事件に強い弁護士」など〇〇に強い弁護士という宣伝文句が多い気がします。

確かにインターネットだけでなく会話をしていて〇〇にはお強いですかと聞かれることもよくあります。

 

そんな時なんて答えるか非常に悩みます。「強い」に基準がなく、自分が強いと思っていればなんでもつよいとも思えますし、実績や経験ならまだしも、自らが自分を「強い弱い」「得意不得意」というには少し躊躇します。

 

でも、相談される方は「強い」弁護士に相談したいという気持ちはよくわかります。

皆さん良い弁護士に依頼したいというのは共通の考えだと思います。ただ本当にその分野に強い弁護士なのかそれとも単に強いと言っているだけなのか判断することは重要だと思います。本当に強い弁護士であればほかの弁護士にも一目置かれていると思いますし、相談者の相談についてもメリットデメリットを考えいろいろな解決方法を提案してもらえると思います。

やはり、弁護士に依頼数前にいろいろな法律相談をしていろいろな弁護士を見てよいと思われる弁護士に依頼するのが良いと思います。

 

同じような宣伝文句の中で最近気づいたのが借金について「国が認めた減額方法」という文句です。

私もこの言葉を初めて見た時「何だこりゃ」状態で、私の知らない制度ができたのかと思いましたが、よく見るとこれまで行ってきた、利息制限法引き直し、自己破産、民事再生等を指すとのことです。相談者から「国が認める借金の減額方法について相談したい」すでに受任中の方から「国が認めた減額方法に切り替えたい」と言われたことがありましたが、内容を説明して理解していただいたことがあります。「国が認める」というと国がお墨付きを与えた(まあ、法律ですからそのような側面は否定しませんが)ように感じるもので宣伝文句としてはインパクトがありますね。

 

宣伝方法にもいろいろあるなと感じ勉強になりました。