事例研究
弁護士として経験は大切だと思います。
その経験は、実際に事件の依頼を受けて解決することによって身につくものですが、私はそれだけでないと思っております。
実際に様々な人とお付き合いさせていただきお話をお伺いし、業界特有の知識や考え方を知ること、各種団体で活動して対応力を身に着けること、他業種の方と一緒に仕事をさせていただくことによっても身に着けることができます。
そういった意味で、同業だけでなく他業種の方とも積極的にお付き合いさせていただくことは人間関係のトラブルを解決するうえで弁護士として必要だと思います。
(業界や法律だけ知っている弁護士に紛争解決はできないと考えています)
また、紛争解決の経験についても、1つの事例につき様々な角度で検討することで複数の事件を処理したとと同等のまたそれ以上の経験を積むことができます。(依頼者の立場でどのような方針を立てるか、また、(同じ事例で)相手方から依頼を受けたらどのような方針を立てるのか。今回は〇〇と相手から言われているが△△と言われたらどうするのか、賃貸借の事例を使用貸借にしたらどうなるのかなど)。
佐藤弁護士とは以前から2人でこのような事例研究をたくさんしてきました。
弁護士のなかでもこのような研究をしない人はしないと思います。
このような意味で現実の事件の解決だけでなく、様々な事例研究や様々な人とのかかわりをもつことが弁護士にとって必要だと考えております。