どうも皆さんこんにちは。




今回は「今季印象に残った演技」について書いていこうかなと思います。



ベストプログラム、ではなく、「印象に残った演技」なところがミソです。笑

トップ選手でもなければ、7級でもない可能性もありますが、こんな選手がいたんだなあ、いるんだなあ。程度に見てくだされば幸い of 幸いです。



時系列で進めていこうかなあ、と思います。





0. 佐藤江玲奈さん
You must love me

時系列で言うとえれなさんのこれがいちばん最初になっちゃうんですよね。たまたまです。わざと最初に持ってきた訳では無いです。


昨年度は大学3年生にして初めてのシニアカテゴリーのブロック。
今年度は2回目。そして最後のブロックでした。

東伏見で行われる大会は
8月の夏季フィギュア
9月(今年度は10月)のブロック
12月の都民大会
3月のスプリングトロフィー

この4つ。
うち最後のスプリングはノービスまでのエントリーしかできないので、シニア選手が出られるのは上3つ。

そして12月にある都民大会は、「東京ブロックで100点以上獲得した選手」にしかエントリーする権利がないのです。

東伏見がホームリンクだったえれなさんはブロックでSPを通過してFSとの合計が100に届かないと、ホームリンクで出られる大会はブロックが最後になってしまう.......そして昨年はブロックでショート落ちをしている。

.......という前提があります。(長い)
しかもブロック数日前に腰をやってしまっていたはず。。


その中での演技。

自分は友人と観戦していました。
みんなで祈っていました。

この時の演技は「スケートの神様が降りてきた」演技でした。
冒頭、6練で入念にチェックしていた3Loが決まる。
その次、3Sから2Tへのコンビネーションも降りる。
最後2Aを降りて大歓声(いや3Lo降りた時も3S2T降りた時も大歓声だったけども)
ステップの最初のロッカーからのツイズルを見る頃には涙でした。笑

ドア係も、音響も、コーチも、ジャッジも、観客も、「ここでこの演技が見られてよかった!!!!!!!」って絶対思ったと思います。


蓋を返せばショート落ちどころか、東日本を狙えるかもしれない.......という順位でした。

東日本にこそいけなかったけれど、都民大会出場権は獲ることができた。
このときのブロックの演技は多分ずっと忘れないだろうなと思います。

 


1. 宮原知子さん
A Song for litte Sparrow (スケアメ)




みんな言っている知子ちゃんの小雀。

知子ちゃんのプログラムって、個人的には

① 初見でドボンと沼に墜ちるタイプ
② 最初見た時はoh(´・ω・`)...って感じでも段々好きになって結局沼に墜ちるタイプ

のふたパターンがあるなって思っていて、これは迷うことなく①でしたね、、すき、、、


ジャンプの抜本的な改革をして一番変わったのが2Aのような気がするんですけど、その2Aが2本目に入っているから超絶ビューティフォーに決まることが多くて。美美美ですよね。

曲調の変化を身体(腕、首、それ以外の上体)の使い方、足元、スピード全てでどれも劣ることなく表現できる器用さは練習の賜物だなあと。

どれも流れの中で行えているだけではなくて、加速しながら動作を重ねていくのが鬼でしかない。加速ならクロス、動作を重ねるならそれ重視、になる選手が多い(というよりそれができるだけすごいと思う)から、どちらを一緒に行ってしまうハイパーSATOKOっぷりが素晴らしいですね、、、

この時の演技は3Fを入れているのがアツいですね。プログラムの完成度的には3Loの方がいいし、その方が個人的にも好きなんだけれど、3Fを後半で入れるんだ!!!!という意思が最高に好きなので、スケアメを選びました。
あと衣装がグレー系なところもいいですよね。白い方もとっても綺麗で素敵なんだけど、曲調的にはこっちの方がいいかななんて思ったり。

ステップもレベル4取れているだけあって、めちゃくちゃ好き、、というのもスケアメを選んだ理由かな笑



2. 土屋有葵さん
East of Eden (東インカレ)


5級女子カテゴリーのエース、慶應の有葵ちゃん。
東インカレの演技は神がかっていました。
冒頭から「これはやばい」って感じの振り付けから入ります。カテゴリーふたつくらい違う気がする。

インスリーから2Lo。なんとなく昌磨くんみがある。そこから2S2Lo2T。あれ何級だっけ。からのおまけみたいな1A。
スパイラルから2Lz。どう考えてもおかしい。
そして2Lz2T。ここから後半のはず。
5級のジャンプ課題を後半に持ってくる強さ。おかしい。
んで、最後に2F。LSpの直前でめちゃくちゃラスト。というかここに配置する振付師さんまじで鬼。なんだけどここでミスをする有葵ちゃんをほとんど見た事がない🤔🤔🤔 鬼。


スピンはFSSpが3、CCoSpが4、LSpが3の構成。ステップはターン全て踏めたら4が取れてもおかしくないのでは、、という実施。
東インカレはひとつスタンブルがあってレベル3。BV3.30という暴力。
5級クラスはChSqがなくなってStSqになるから、ステップの点数が相対的に低くなるんだけど、3.30まで貰えるとChSqのBVよりも高くなりますね.......

文面だけでは素晴らしさが伝わらないのが残念なところ。
カテゴリー全体を通して見てみると、いかに「やばいか」がよく分かる気がします。やっぱりカテゴリーがふたつくらい違う気がする。

そんな有葵ちゃんの新プログラムはノクターンらしいです(学連のHPより)
楽しみですねえ😍✨✨✨✨✨✨✨✨



3. 佐々木花音さん
Catsle in the Sky(東インカレ)

映像に映る機会さえあれば全スケオタの2/3くらいがファンになりそうな佐々木花音さん。
最初のポーズを解いて動き出したところで、「あ、この人身のこなしがうまい」って思うはず。
冒頭はロッカーカウンターから2S。終わってひねり。
いつもここの加点が渋くて悲しかった。自分なら間違いなく+4以上は押してる。
2S終わってすぐStSq。無形文化遺産なので+5。
この語彙と脳内の演技だと何も伝わらないのが本当に残念、、、ステップを「なんとなく要素のひとつとして入れている」訳ではなくて、「プログラムを表現するためのエレメンツ」に昇華していてすごいと思う。ラピュタに限った話じゃないんだけどね。

2Loを跳んで即ウィンドミルからSSp。シットサイドが永遠に回っていられそうで気持ちいいし、大体レベル4取ってくるから強い。
そこからは2F、2Lz、FCSp挟んで2F2Tの難度の高いジャンプが続くドキドキ感。
東インカレは神ってて確か全部決まったんだよなあ。恐ろしい。

2つしか入れられないコンビネーションを、後半も後半のラスト2本で入れてくるところ、そしてそこがちょうど曲調的にも盛り上がりになる所に配置されているところがとてもアツい!!
ここが2本とも決まったのがアツいところだなと思いました🤩✨

そして最後のCCoSpは当然のレベル4で、大会通して(7級の選手達を差し置いて)全体の2番目だか3番目の加点をもらってた記憶。笑
構成は キャメル→ウィンドミル(NBP)(①)→Y字(US)(②)→A字(UF)(③)→SB(④)
だったかな、、、キャメルはインスリーの連続からのバックエントランス。そこからY字までの流れが圧巻すぎて、そりゃあれだけ加点貰えますわあ。という実施。


慶應のこのふたり、ものすごく強すぎるんだけど、(人数制限があって)東インカレに出られなかった新田陽奈子ちゃんも、インカレに出られなかった水野明保ちゃんもめちゃくちゃうまいんだよなあ。。。層の厚さが光りますね.......

そんな慶應のこのふたり、来季も現役を続けるので、気になる方は是非演技を見てみてください\(^o^)/

直近だと5月の春関(東京・東大和)、6月の四定戦(神奈川・新横浜)で見られる.......かな?



4. 三浦佳生くん
オペラ座の怪人 (全日本ジュニア)

ロミジュリが上手くいかなかったことを思ってか、プログラムをノービスの頃に使っていたオペラ座の怪人に戻して挑んだ全日本ジュニア。

ショートは63とかで上々のスタートだった気がする。
フリーで100に乗らないことが多かったから、フリーさえがんばればきっと結果は.......!!!ということが続いたシーズン。
そんな中でSBの120点台をたたき出したのがこの全日本ジュニアでした。

冒頭の4Tは+3.04。
現地で見てても、「これ4回転って気づいている人もしかして少ないのでは.......🤔🤔🤔」
という感じの歓声で、流石ミウラだなと思いましたwww

からの3S。確か、大会で唯一+5がついたエレメンツだった気がする。ツイートした記憶がある()
このときの佳生くんの3S、入りのスピードがやばい、の割にきちんとコントロールがされている、ジャンプ自体はコンパクトなジャンプ、出のスピードが誰よりもおかしい
な感じのジャンプだったから、なんとなくすごい加点になるのも頷けるような気がしましたw
さすがポテンシャル。

次は3Aso。頑張って耐えた。
そのあとはCCoSp。佳生くんのスピンって基本回転速度やばいんだよね。笑
足換えの前のアップライト姿勢のワインドアップが遠藤美稀ちゃんのそれに似てて、そこはスピナーの予感を感じさせるんだけどなあ。笑

そこからは3F3T、3F、3Lo、2A1Eu3Sとジャンプの応酬。佳生くんのハーフループ(いまはオイラーですね😡)大好きで、特に2A1Eu3Sが大好きだから、このコンビネーションはこれからも続けて欲しいなと思いますね😭😭😭

結局全日本シニアには進めなかったけれど、今季は目標の全日本ジュニア6位以内、そして全日本への推薦出場を決めてほしいなと思います😁✨✨✨

新横浜に移って、どんな化学反応が起きるのか、どんなプログラムが出来上がるのか、どれだけトリプルに安定感がでるか、どれだけスピンの質を上げられるか、、、、楽しみなところが沢山あります🤩


5. 鍵山優真くん
龍馬伝 (全日本ジュニア)


全日本ジュニア前に怪我(だった気がする。)をしていて、いろいろな面で苦労をした大会だったような気がする。
ショートを終えて10位。4つ順位を上げないといけないところ。

そして迎えたフリー。
6練もあまりジャンプがハマらない。
そんな中でも
3A。3F。3Lz。3Lo。
前半のジャンプを全て決めていく。

3Aを決めた瞬間これは.......!!残りもがんばれ、、!!!!>< って思ってた。
後半にコンビネーション3つ。

3F3T耐える。3Lz2T。
最後の最後2A1Eu3S、ここを決めたらノーミス.......!!!!
のところ、サードジャンプで惜しくも転倒。

それでもラストのCCoSp、3LoのあとのCSSp、FCSp全てでレベル4。

フリーだけでは全体の3番目、総合5位。


この大会があったからこそ、全日本の新人賞とチャレンジカップへの派遣があったと思うと、この大会はいまの優真くんを形作った大会かなとも思うのです。
あのときの優真くんの気迫は遠くから見ていてもわかりました。あればかりは誰にも真似できるものでは無いですね。

(東京を含む)関東には駿くん、佳生くんの卍トリオや、竜生くん、光翔くん、堀くん、シチズン三銃士(って勝手に名前をつけている、坂東くん、しゅうじくん、楽人くん)(などなど)がいるから、皆と切磋琢磨して今後もスケートを続けていってほしいなと願うばかりです😊😊😊✨✨




全日本以降はまた次回。



それでは。