6.5号機って何?

 

簡単に言うと同一有利区間内で或いは有利区間の壁を突破して一撃2,400枚以上の出玉を獲得できるようになったということ

 

聞いた話では20,000枚出た機種もあるとか

 

待ちに待ったという向きもあるのでしょう

 

お客さん側の立場では一撃性が高まること、お店側の立場ではお金を突っ込んでくれる人が増えることに期待が持てます

 

両方にとってプラスに働くのであれば言う事はありませんね

 

でも一番大事なのは店の売り上げが増えることによって客側への還元も為されることです

 

これなくして業界の発展はあり得ません

 

まだ6.5号機には触ったこともない甚之丞です

(*´ω`*)

 


 

以前のブログでも書きましたが、自分がパチスロを初めて打ったのは1.5号機時代のニューポート(東京パブコ)と言う機種でした

 

その後は同じ仕様のアルバトロス(マックス商事)を打ち

 

トロピカーナ7X(メーシー販売)、ファイアーバード7U(瑞穂製作所)へと移っていきました

 

その他にニューペガサス(パル工業)、クーガーXX(大東音響)、ニュースターダストⅡ(オリンピア)などを少し打った程度です

 

実はこの1.5号機が市場に導入されたのは1987年(昭和62年)の1年足らずの期間だけでした

 

翌1988年には最初の2号機ウィンクル(高砂電器産業)が発売されています

 

もちろん設置自体はもっと長くありましたが、新台が発表されることはありませんでした

 

と言うのもそもそも1.5号機は多くの1号機にあった致命的な欠陥を改修したものとして生まれたに過ぎないから

 

過去の資料には不正ロムが横行していた為と記されてますが、自分はプログラムやリール制御の欠陥が破壊的な攻略法へと繋がった為に対策する必要があったのではないかという見方をしています

 

 

世界初のBAR抜きと呼ばれる攻略法を収めた貴重な動画(わにちゃんねるさまより)↓

 

 

基板を再封印したのはその後の不正防止策だと思いますが

 

それでも残された攻略要素を搾り取って生き延びていたプロも居たらしい

 

1.5号機はパネルにシールを貼っただけの簡易な変更を施したものも散見され、自分の地元ではほとんどがこのタイプでした

 

当時この辺りはどの店も攻略法厳禁のうえ1回交換

 

パチスロを打つ際は常に厳しい戦いを強いらざるを得ませんでした

 

それでも夢中になったのは、パチンコと違い自分でレバーを叩きボタンを止めて結果を決めるゲーム性に惹かれ

 

「もしかしたらいつか自在に操れる日が来るかもしれない」

 

という夢を抱いたからです

 

羽根モノを打って小銭を稼ぎ、少し貯まればパチスロに挑み返り討ちに遭う日々

 

特に三共のモンスター、ロボスキー、メタルX、ローリングマシン、ブロードウェイⅠあたりにはお世話になりました

 

その後、多くの1.5号機に存在した吸い込み枚数やゲーム数の天井が(一部機種を除き)無くなって、完全確率方式を採用した2号機が登場しました

 

パチスロはまさに一大転換期を迎えたのであります

 

自分が初めて目にした2号機はアメリカーナX-2(ユニバーサル販売)でした

 

アメリカーナX-2(ユニバーサル販売)

 

リールバックライト、FM音源、クレジット機能、ベットボタン

 

これらは全て1.5号機時代には無かった新しい機能です

 

パチスロ新時代の到来を感じました

 

地元ではシマの雰囲気が一気に明るくなり、良くも悪くもこれまでのどこかアングラなイメージが払拭されたように思います

 

以前より若者や女性の打ち手も多く見掛けるようになりました

 

その一方でかつて目を血走らせてハイアップで逆押しをしていたオジサン連中は一発台コーナーへと引越し

 

イメージアップと新しい客層の獲得に成功し、長い目で見ればお店そして業界にとってはプラスになる要素が多かったことでしょう

 


 

時は流れ2022年

 

あの時と同じようにまた歴史が一つの大きな転換期を迎えようとしています


抑えられた一撃での出玉、最近だと有利区間による実質打ち止めなど厳しい規制の影響でパチスロを打つお客さんは年を追うごとに減り続けてきました

 

果たしてスマスロの登場、有利区間の撤廃等によって離れたお客さんは戻ってくるのか

 

更に新しいファン層の拡大に繋がるのか

 

これらを身をもって体験しながら可能な限りパチスロの行く末を見届けたいと思っています