思い出の機種紹介15

 

⭐️アントニオ猪木という名のパチスロ機(平和)2002年

 

自分は祖母の影響で幼少の頃からテレビでプロレスを観ることに慣れ親しみました。

 

祖母はプロレス特にアントニオ猪木の大ファンで、昭和50年代に夜8時から放送されていた「ワールドプロレスリング」を観るのを毎週楽しみにしていたのです。

 

実家の教育上、小学校低学年は夜8時に寝ることになっていましたが、こっそりテレビが観られるからと祖母の部屋で寝ることが習慣になっていました。

 

布団に潜って観るメインイベントの猪木戦には毎回ハラハラドキドキさせられたものです。

 

試合開始直後は相手の外国人レスラーから反則紛いのラフプレーや凶器攻撃などを受け、一方的な展開で大概やられそうになる。

 

しかし最後はお約束のように鮮やかな逆転勝利を飾って終わり、祖母は「いやー良かった」とまるで水戸黄門や遠山の金さんの勧善懲悪でも見た後のようにスッキリして眠るのが常でした。

 

傍らで幼心にこれはショーだと薄っすら分かっていながら、それでも一瞬負けてしまうかもといつも本気で騙されてしまう。

 

これぞ真のエンターテインメント、観るものを楽しませてこそプロレス。

 

その猪木がパチスロ機になって登場することに。

 

果たしてその精神【イノキイズム】は受け継がれているのでしょうか。

 


 

アントニオ猪木という名のパチスロ機(平和)2002年

 

2002年としていますが、ホールにお目見えしたのは2003年(平成15年)1月のこと、爆裂4号機以降に登場したやや抑え気味の4.5号機の中にあって、「闘魂チャンス」というATはなかなかの出玉性能を備えておりました。

 

自分でも運良く何度か大勝ちを収めることができたことから好きになっていった機種であります。

 

通常時はとにかくビッグボーナスを引いて高確に上げることが肝心。

 

低確では例え⑥であっても獣王のように簡単にATには当選しませんので。

 

あとは純ハズレと何と言ってもレギュラーボーナスを引くタイミングでしょう。

 

この台最大の見せどころと言っていい「道」はミリオンゴッドのフリーズにも引けを取らない激熱演出でした。

 

単なるビッグでがっかりの場合もありますけど。

 

ところでこの台、繰り広げられる対決などの演出で失敗はあっても猪木が負けるシーンは一つも無いのをご存知ですか。

 

これは強い猪木というイメージを保つためかと思われます。

 

が、間違ってもハルクホーガンは登場させられなかったでしょうね。

 

あのエプロンで食らったロープ越しのアックスボンバーはかなり衝撃的でした。

 


 

これまで我が道を歩んできた猪木。

 

日本プロレスを辞め、新日本プロレスを設立し、ついには国会議事堂に卍固め。

 

会津若松で暴漢に襲われたなんてこともありました。

 

そんな猪木も来年で御歳80才を迎えるそうです。

 

最近は病魔と闘っている映像を目にしますが、きっとあの時のようにストロングスタイルを貫き最後は勝利してみせることでしょう。

 

もう一度リングの上で強いアントニオ猪木を見てみたい。

 

 

『道』

 

この道を行けばどうなるものか

 

危ぶむなかれ

 

危ぶめば道はなし

 

踏み出せばその一足が道となり

 

その一足が道となる

 

迷わず行けよ

 

行けばわかるさ

 

ありがとー!