思い出の機種紹介13

 

2021年現在、パチンコは出玉性能の飛躍的向上によって盛り上がりを見せ、パチスロは6号機が相変わらず規制に苦しみ不調の憂き目に遭っている

 

ですが、かつて4号機から5号機への切り替わりの時期に訪れた衝撃に比べたらそれ程のものではないようにも感じます

 

思えば自分もまだ残されていた4号機に、みなし機撤去のその日まで必死でしがみついていたものでした

 

そんな頃の話

 


 

⭐️New島唄-30(オリンピア)2005年

 

 

 

設定狙いをしていたのを除いては4号機の中で最も打った台かもしれません

 

むしろ設定1が前提で打っていましたから

 

なのにトータルの収支は大幅なプラス

 

その辺を少し書いてみます

 

 

この台を打つ時、パチスロでパチンコの打ち止めを目指しているようなイメージだったでしょうか

 

どこもかしこも等価交換の時代というのも大きかったのですが

 

台や店を替えることにほぼリスクがありませんでしたので

 

一台終われば次、終わればまた次と渡り歩き

 

打てる台が無くなれば店移動

 

狙い台が掴めず時間に余裕が有る時には大変お世話になりました

 

 

Newと言う名が付くとおり2001年に前身の島唄-30という台がリリースされています

 

当時導入されていたホールには島唄コーナーだけ一種独特な雰囲気が漂っておりました

 

出ている台は席の後ろに千両箱を積み重ね出玉アピールがもの凄かったのを憶えています

 

ただその頃は爆裂AT機全盛時代でしたし、個人的にはAタイプにも打ちたい台が沢山あったので全く打つ機会は無かったのですが

 

後に半コマ目押しでREGをBIGに変換できる攻略法が有ったと聞きましたが、この目で確認はしていないので真偽の程は不明です

 

そもそも半コマ目押しなんて出来ないので自分には関係無かったですけれど

 

(後日、大先輩からのコメントをいただきまして、正しくはREGが成立しているプレイで揃うのを回避し、BIGが成立しているプレイで揃える為の半コマ目押しであることが判明しました。)

 


 

初代島唄の後継機としてNew島唄が検定を通過したのが2005年、ホールにお目見えしたのは2006年になってから、ちょうど5号機が導入され始めた頃だったでしょうか

 

コインの出入りが穏やかな当初の5号機とは対照的なNew島唄には、ある一定の層には根強い人気が有りました

 

自分は基本的に波の荒い台は好みませんでしたが、この台は最初の出会いが良かったせいでその後も度々打つようになりました

 

それと、いかんせん出玉性能の大人し過ぎる5号機の影響が大きかったのです

 

 

裏◯ノも真っ青の荒波を造り出していたNew島唄-30

 

その仕様は主に内部BIG成立時にモードアップ抽選が行われBIG放出時にモードダウンするという非常にシンプルなものでした

 

ただしモードは通常以上に滞在していないとほぼREGしか出てきません

 

通常モードでもBIGの割合は1/3です

 

しかし一旦BIGに当選すれば約70%でBIGが1G連し続けます

 

その際モードダウンは1段階づつ(フリーズした場合はモードダウンしない)

 

言い忘れましたが厳密には必ず当たる天井は無く、代わりに1100Gに達すると解除確率が約1/70に大幅アップする

 

恩恵は特にありません

 

 

そこで

 

⭐️New島唄-30の立ち回り

 

・BIG間が大きくハマっている台を狙う

 

・BIGがフリーズを除いて3連するまで追う

 

・トロピカルゾーン(引き戻し)を抜けたらヤメ

 

※通常にはABCの3モードありBIGが単発や2連で終了した場合はまだ通常に居る可能性が有る(逆にBIGが3連以上した直後の台は、低確に落ちている可能性が高いので打たない)

 

 

詳しい事は分からなくてもこれだけ守っていれば勝てました

 

時間と資金と精神力に問題が無ければという条件付きにはなりますが

 

と言いますのもこの台は一旦捕まるとBIGが連チャンするまで止められませんから、半日監禁など余裕でした

 

3000Gノービッグなどは充分起こり得ます

 

閉店までBIGが引けないとこれまでに投資してきたことがフイになってしまう危険性が有り、そうなった場合の額も半端なものでは済まされません

 

それを踏まえ、高設定狙いで掴めなかった場合のリカバリーとしてお昼頃から打ち始めることが多かったのです

 

夜からだと取り切れずでも次の日に打てる保証がありませんし、リセットされるリスクもあったのでどんなハマり台でも手を出してはならない

 

その代わり一度手を付けたらどんなに投資額が膨らんでも打ち続ける鉄の意志が必要でした

 

一度だけ夕方からどう考えても通常以上に居ると思われる台を打ち、閉店まで7万ぐらい入れてBIGを引けずに止めたことがあります

 

幸い次の日も打てたので開店と同時に確保し、2回目の「キュイン♪」で無事BIGが5連してほっと胸を撫でおろしたのですが

 

その様なことはNew島唄のシマでは全然珍しい事ではありませんでした

 


 

⭐️地獄と天国を味わった日

 

某月某日

T店 15:30~22:30

 

904

BIG

単発

1

REG

 

147

REG

 

142

REG

 

199

BIG

単発

1

REG

 

433

REG

 

9

REG

TZ引き戻し

173

REG

 

41

REG

 

73

REG

 

5

REG

TZ引き戻し

1280

BIG

単発 

1

REG

 

213

REG

 

22

REG

 

4

BIG

TZ引き戻し 単発

1

REG

 

77

REG

 

159

REG

 

10

REG

TZ引き戻しの可能性

212

BIG

 

1

BIG

2連

1

BIG

3連

1

BIG

4連

1

BIG

5連

1

BIG

6連

1

BIG

7連

1

BIG

8連

1

REG

 

11

ヤメ

3,600枚獲得

 

総投資73,000円、3600枚獲得、回収72,000円

 

ギリギリで取り切って1,000円負けで済んだヒヤヒヤの1日

 

しかしこの様な展開もNew島唄においては日常茶飯事でした

 

途中1280GでBIGを引いていますが、当時見た雑誌等に天井後は99%REGと書いてありました

 

自分が1%を引いた可能性は有りますけど、おそらくモードアップは無いにしても天井到達時の滞在モードを参照しているという方が正しい気がします

 

詳しい方が居ましたらご教授ください(因みにこの時フリーズはしていません)

 


 

下手したら半日どころか一日監禁される恐れのあるこの台

 

これだけ打っていても好きな機種かと聞かれれば素直に頷くことは出来ません

 

トータルでは勝っているのに辛い時間を過ごした記憶しかない珍しい機種

 

積極的に打ちたかった訳では無い理由がそこにあります

 

少し前の沖ドキが似た感じもしますが、あのNew島唄のヒリつきに比べたら到底足元にも及びません

 

 

酸いも甘い味わった4号機は消えゆき、この後パチスロ市場はいよいよ本格的な5号機時代に突入していくのでした