⭐️三共のフィーバー機(1989年~1993年)⭐️
三共大好きオジサンを自負する甚之丞です。
と言っても90年代までの台なんですけどね。
中でも三共のお家芸であるドラム式パチンコには目がありません。
三共と言えばフィーバー。
フィーバーと言えばドラム式。(絶対)
パチンコ打ちなら頭にFと略されているだけですぐフィーバーと分かりますね。
日常生活でも数字が3つ揃うと思わず
「フィーバー!!」
と叫んだりします。
これはブラボーやエキサイト、パニックには無いもので、この言葉がいかに市民権を得ているかという証明でもある。
「ルーキー!!」…やはり違()
良く打ったのはFレクサスシリーズ。
朝一単発回しで有名なⅥ-DとⅦには特に思い入れがあります。
旧要件機と言われた時代、多くのデジパチは200~250分の1くらいの確率で2000~2500個の出玉。
10カウント10ラウンドでしたが、アタッカーが開くことでその脇にあるオマケチャッカーと呼ばれる入賞口に玉が流れ2000個以上の出玉を得る仕組みでした。
当時通っていた某店ではパチスロ「バニーガール」でモーニングサービスを実施しており、朝はまずそちらで一戦交えてからフィーバーコーナーへ向かう流れ。
まだ一回も当たっていない台で単発回しに勤しんでおりました。
そのお店が少し変わったお店でして、単発回し容認にとどまらずノリの良い店員からいつも「8パンやって!」と煽られるのです。
8パンとは保留ゼロでの大当たり後、8R目にV入賞させずラウンドを終了させることで連チャン率を高める方法のこと。
エラーを起こさないよう1発だけアタッカーに入れるのが難しく、必ずしも成功する訳ではありません。
条件をクリアすればダブルはほぼ間違い無い。
これで4連チャン位は狙えました。
ネックは朝一台しか打つ気がしなかったこと。
しかし、後にそんな不満を解消してくれる台が登場します。
フィーバーボルテックスⅡ(1990年)
御多分に漏れず近所の店にも導入されました。
目新しい横回転盤にドットマトリックスのデジタル。
これまでの三共の台と見た目は大分違いましたが、連チャン性能は負けていなかった。
レクサスシリーズに継承されてきた朝一単発回しではなく、別な方法により連チャンを誘発できたのです。
大当たり発生時にチャンスタイムがあり、そこで入賞した保留玉は高確率で当選する。
完全な保ゼロ状態で回さなくても良かったので、通常時におけるストレスは無かった。
チャンスタイムに入賞した保留玉の期待度は約40%あり、1発でも入れば激アツ。
店員も一緒になって盤面を見つめます。
2発も入った時などは予め箱を持ってこられたりするので、外れた時のショックは計り知れなかったのですが。
ドラム式ではなかったけれど、かなり思い出深い機種でした。
その頃の自分は、例え僅かであっても攻略法を実行しているということに堪らない喜びを感じていたのです。
1991年、新要件機になり攻略法が使えなくなったのは残念でしたが、それなりの連チャン性能を備えた機種「Fスパーク」や「Fレジェンド」が登場しドラム式マニアを楽しませてくれました。
この頃、平和の「麻雀物語」のヒットを機にドットやデジタル表示に変わって液晶表示のパチンコ台が急増してくる。
三共もフィーバーの名を冠した液晶台を数多く発表していますが、自分の中で三共のフィーバーは今でもドラム式保留玉連チャン機なのだ。
1992年Fキング、1993年Fクィーンまでがその基準に当てはまるだろうか。
大当たり確率200~250分の1、出玉2000~2500個、保留玉連チャン率20~25%は黄金比と言っていい。
これまでも数々の後継機が発売されているが、当時の熱狂(フィーバー)を呼び覚ます様な台は現れていない。