毎日新聞が、いかにメディアとしての信用を失っているかという話を1つ…


島じま:市長の責任 /長崎


~西海市が受け入れた外国人農業研修・実習生が不当に働かされていた問題への、同市の山下純一郎市長の対応には驚いた。

 取材を申し込んだ際には、市長は「うそばかり書くところとは話はしない」の一点張り。こちらの言い分を聞くことはおろか、市長としての見解すら示さなかった。

 また市議会に対し、「(制度の理念を理解するような)奇特な人はいない」などと発言。市が国の指針や計画通りに事業を実施しなかったことや、農家の不正を見逃した責任にはほとんど触れなかった。

 入国管理局が複数の農家を処分したことからも、不正があったことは事実だ。不正を繰り返した農家や担当課の言い分を聞くだけではなく、この事業を推進した自治体のトップとして、原因究明と再発防止について市民にきちんと説明する責任があるはずだ。改めて市長に見解を求めたい。【阿部弘賢】~


この記事を見つけるきっかけは、案の定2ちゃんねるだったのだが、この記事へのリアクションの大半が「毎日」だからウソばかりだろだの、全社あげて変体報道機関に話す必要が無いだの、毎日なんぞが市民の代表面するなだの、9割方の意見が毎日を批判する物だったのだが…


中国人研修問題 西海市 失踪気付かず 7カ月間 研修内容虚偽報告も


~中国人農業実習生7人を最低賃金以下で働かせていたとして、長崎県西海市の青果卸売業者が最低賃金法違反などの疑いで書類送検された問題で、実習生を受け入れた同市が別の実習生の失踪(しっそう)に7カ月間も気付かないなど、ずさんな管理を続けていたことが5日、分かった。同市が実習生に対する研修を十分に行ったように装って入国管理局に報告書を提出していたことも発覚。入管は、これらの市の対応について国の指針違反の可能性があるとみて調べている。

 同市によると、市は2005、06年に計24人の中国人女性を農業研修・実習生として受け入れた。このうち同市の農家で研修を受けていた1人が07年5月に失踪。農家がこの事実を市に報告しなかったこともあり、市は女性が同年12月に関東地方で保護されるまで失踪の事実を把握していなかった。

 失踪事件を受け、入管は同市の管理態勢を調査。同市は05年度に計画した年間235時間の実習生に対する日本語研修などについて「ほぼ計画通り実施した」と入管に報告していたが、実際の研修時間は2割程度だったことが発覚した。

 市農林振興課は「(報告書虚偽報告は)実習生を集める時間がなかった。管理や指導が不足していた」としている。~


と、この問題は、西海市側の不作為が追及されるに値するケースでもある、しかし、この問題で「説明責任」を振りかざす毎日の姿勢のほうが批判されると言うのは、メディア、少なくとも報道機関として「死」を意味するのではないかと感じる。

毎日が批判する、特に公的な大儀を振りかざす形でとなれば、事の善悪に限らず、毎日が批判するならライアンコネルにしても、今だに追及されないカミヤママスオの件にしても、WaiWai問題での説明責任を果たせと言う話が付き纏ってくる。


少なくとも、毎日が報じることが問題解決の妨げになりかねない現象を、ネット上では生み出していると感じる、それならば、報道・メディアへの悪影響を加味すれば、既存のメディアは毎日を排除すべきだ、それこそがメディアが機能していると言えるはずだ、そして、信用を失った報道機関など一社ぐらい潰れるべきで、それこそがメディアが機能するために必要なファクターと感じさせる時点で、毎日は当然として、日本の報道がいかに機能していないか証明ではないかと感じる。


メディアが機能しているのであれば、この市長はこのような言い逃れでの取材拒否など出来なかったはずだ、それを許し甘んずるメディアの側の責任はいつ果たされるのかと問いたい。