毎日WaiWaiの名誉毀損・買春幇助・人権侵害問題で、今だに、大手新聞社一部の番組を除いたテレビは、自体の鎮静化を図るように、報道管制を仕掛けている、そんな中、「テラワロス」記事の毎日のコラム「ショートメール」が、ネット批判を展開している。

ショートメール:匿名という安全地帯 /静岡


~インターネット掲示板での事件予告が流行している。秋葉原の事件以降、有名人を名指ししたり、無差別殺人を予告して逮捕される事件が続いている。「ユーモアのつもり」「むしゃくしゃして」と理由はあろうが、匿名という安全地帯にいる甘えが背景にあるのは間違いない。

 自分の名前をネット検索したことがあるだろうか。例えば私の名前なら3000件ほど関連ページが出てくる。記事や報道姿勢への賛否両論もあるが、そのほとんどが匿名によってなされているのが気になる。これまで報道した事件について、誰かが匿名で記事と一緒に事実と違うことを書き込み、その内容を基に別の誰かが匿名で実名の加害者や被害者を批判するものがあった。匿名で中傷のような質問を会社にメールしてくる人もいる。

 批判や中傷という行為をするなら、自分への批判も受け止めるという意味で実名を記すべきだ。名前は単なる記号ではなく、誰かを傷つけることへの責任の所在を表す。【稲生陽】~


今、この時期にネット批判をするのであれば、自社がネットで行った数々の問題に対する「責任」を果たすべきではないかと言いたい。そのような姿勢もまったく見せずに、このようにネット=匿名=卑劣のような論理展開での、ネット批判は、自社に都合の悪い意見を弾圧するつもりにしか言えず、実名でも毎日と言う看板でも、発言の責任の所在側が分かるだけで、何一つ責任を果たしていないし、まったく的外れな中傷文だと感じる。


そもそも、ネット=匿名が事実であれば、犯罪予告者は誰一人捕まっていないのではないか?ネットでは少なくとも、そこまでの発言をすれば、自らの発言の責任を取る事になる、しかし、毎日新聞はどうだ、今だ、朝比奈社長の吊るし上げ記者会見もなく、失われた名誉回復すら行わず、こそこそと逃げ回っているだけではないかと問いたい。

それに、犯罪予告と批判を同列に並べる事自体、悪質な印象操作だとしか思えない。犯罪予告は当然捕まるべきだと感じるし、匿名だから捕まらないというような不健全な発言空間は必要ないが、公共の福祉に反しなければ、匿名での発言権は認められないとおかしい。

新聞記者が実名を出しているからとするのであれば、実名批判者にも同等の報酬を与えるべきで、実名公開するリスクに対して、リターンが何もないというのは異常だと考えられないのだろうか?さらに言えば、WaiWaiの問題では、今だにカミヤママスオなる匿名人物の正体は公表されていない。さらに、実名で捏造記事を書いた記者が懲戒解雇されることも無い。その程度の認識でネット批判をするようであれば、相当に知識レベルや分析力が無いのか、もしくは業務として行っているのかどちらかではないかと思うし、逆にこの記事にGOサインを出す編集長も非常識な部類だと感じる。


それに、記者が実名だから、記者以外の人間が「報道」を批判するなら、実名を晒せと言うのは、まるで、戦前の特高ではないのか?実名晒したら、ネット君臨での「がんだるふ氏」のような、極端な印象操作報道で報復するのではないか?また、自宅周辺に記者と称する人間が嫌がらせをしない保障すらない。

事件報道の被害社宅ですら、ノイローゼにでも追い込むぐらい、過剰報道を行う今のメディアに、実名を明かすのは、ヤクザに身分証明書を預けるぐらいに危険なのでは?と取られるほど、既存メディアには信用が無い。


そもそも、批判の内容で、下らない程度の低い罵詈雑言であれば、それは、いくら書かれても、人の心には届かない、批判の質が高ければこそ、ネットの批判が実行力を持ち出したとは分析できないのだろうか?


そして、報道に対する批判が集まると言うのは、逆に考えれば、自らの姿を省みれなくなった、今のメディアの欠陥を指摘してくれる、ありがたい改善提案と受け取れないのだろうか?


それとも、戦前の特高のように「逆らうものは悪」ぐらいに、驕り高ぶり、個人の発言を封殺する事を望む、言論ファシストなのだろうか、今の姿勢では、毎日新聞社は危険なファシストに見える。