ワールドシリーズ進出の可能性は0.4%だった?!

 

 

アリゾナ・ダイヤモンドバックスの快進撃。

 

これはMLBファンにとって、、、

 

いや、現地のDバックスファンにとっても衝撃的な快進撃であったと言っても

 

過言ではないだろう。

 

 

 

 

スポーツ紙・ESPNはシーズン前、解説者による順位予想を依頼。

 

それに伴うダイヤモンドバックスのプレーオフ進出・ワールドシリーズ進出の

 

オッズ(確率)を発表。

 

 

 

中でも、ヒューストン・アストロズが、78%(プレーオフ)-8.2%(ワールドシリーズ進出)、

 

今年の大目玉であったサンディエゴ・パドレスも、81%-8.7%、

 

アトランタ・ブレーブスも、85%-10.5%と、

 

いずれも高い数値だった。

 

 

 

そんな中、アリゾナダイヤモンドバックスは、

 

プレーオフが18%、ワールドシリーズが0.4%と、かなり厳しい評価をされていた。

 

 

 

 

 

 

これはどのスポーツ紙でも言われていたこと。

 

”今年のアリゾナも育成の年”

 

”Dバックスは同地区の強豪・ドジャーズやパドレスに勝てない”

 

”プレーオフ進出は来年以降”

 

という記事もたくさん目にした。

 

 

 

 

そんな中、序盤戦に快進撃を見せ、地区・首位の座にしばらくの間君臨。

 

ドジャーズが調子を取り戻し、追い抜かされるものの、

 

ワールドカード圏内を維持。

 

終盤、一時急失速しここまでか、と思われたものの

 

怒涛の連勝劇で滑り込みのポストシーズンの座を掴んだ。

 

 

 

勢いそのままにポストシーズンを5連勝し、

 

ナ・リーグ優勝決定シリーズに進出。

 

しかし、敵地・フィラデルフィアで2連敗し、

 

アリゾナの予想外での快進撃もここまでかと思われるものの

 

アリゾナで2連勝。

 

 

 

その後、2勝3敗(4勝先取制)で敵地に戻る、不利な状況であったものの、

 

そこでも2連勝。

 

 

 

アリゾナの奇跡は首の皮一枚で続くこととなった。

 

 

 

 

 

 

 

  ダイヤモンドバックスの注目選手は?

 

今日から始まるテキサス・レンジャーズとの一戦。

 

注目している日本のファンも多いだろう。

 

 

 

ではその中でも現地ファンである私が特に注目している”5人の選手”を紹介しよう。

 

 

 

 

 1. ケテル・マルテ (30)

 

 

右投げ両打の内野手。

 

元々はショートを守るも、最近はセカンドを守る。

 

 

 

 

 

2023年のWBC・ドミニカ共和国の代表としても出場したマルテ。

 

2019年に打率.329、33本塁打を記録したアリゾナ打線の主軸を担う一人。

 

2017年ポストシーズン(PS)初出場から16試合連続安打を記録。

(PS初出場からの記録としてはMLB最長)

 

ジーターやラミレスなどが持つ MLB記録(PS 17試合連続安打)にもにも”あと1”と迫り、

 

記録更新の期待もかかる。

 

 

 

 

 

    

【今季のレギュラーシーズンの成績】

 

打率 .276

本塁打 25

安打 157

打点 82

 

【今年のかんたんな解説】

 

昨年、打撃大不振(打率 .240 本塁打)も今年は調子を徐々に取り戻した。

 

契約3年目(5年契約)を迎える来季はキャリアハイに迫る活躍を期待したい。

 

 

 

 

 

 コービン・キャロル (23)

 

 

左投げ左打ちの外野手。

 

MLB屈指の俊足を誇る。走攻守の三拍子も突出する揃う超万能型。

 

MLBドラフト1巡目で指名された、Dバックス期待の若手。

 

 

 

 

 

 

フィリーズとの現地24日、ナ・リーグ優勝最終戦でも3安打2打点と大活躍した。

 

台湾人の母を持ち、2023年のWBC台湾代表としての出場も期待されるも

 

本人は飛躍の年と断念。

 

 

 

昨シーズン途中にデビューも、ダイヤモンドバックスが期待を示す形で

 

超異例の8年総額150億円を大幅に上回る契約を締結。

 

 

その期待に応える形で、新人として初となる

 

25本塁打 54盗塁を達成。

 

 

仮に台湾代表として次回WBCに出場した場合、

 

侍ジャパンの宿敵になる可能性も、、、?

 

 

 

    

【今季のレギュラーシーズンの成績】

 

打率 .285

本塁打 25

盗塁 53

安打 161

打点 76

 

 

【かんたんな解説】

 

上位打線もクリーンアップも打てる柔軟性を持ち、Dバックス打線の引き出しの数を増やす役割も果たす。

 

全てにおいてもちろんキャリアハイ。メッツ・千賀を含めた新人王争いも、キャロルが確実に制すと言われている。

 

 

 

 アレック・トーマス (23)

 

 

左投げ左打ちの外野手。2022年メジャーデビュー。

 

不振でシーズン途中にマイナー降格も、再び上がってきた、期待の新人。

 

 

 

 

ポストシーズンここまで、4本塁打と大活躍。

 

WBCではメキシコ代表として出場。

 

日本代表戦でも8番・センターで出場。

 

9回裏、勝利まであと一歩も村上の後方への大飛球を無情に追いかけていた彼。

 

Dバックス屈指の超絶イケメンでファンも多い。

 

高校時代から大注目されていた。

 

コービン・キャロルとの新人・俊足コンビが、現地ファンからすると

 

ロマンありすぎでたまらない。

 

 

    

【今季のレギュラーシーズンの成績】

 

打率 .230

本塁打 9

安打 86

打点 39

 

【かんたんな解説】

 

シーズン途中打撃不振に見舞われるも、調子を取り戻した。来季は不動のレギュラーとして、さらなるステップアップを期待。

 

マイナー時代、父が指揮する相手チームからホームランを放ち、ニコニコした表情で父とアイコンタクトを交わしていた親子の姿が可愛すぎると話題に。

 

 
 

 

 

 

 

 ケビン・ギンケル (29)

 

※今年のワールドシリーズの個人的なキーマン!!!

 

 

右投げ左打ちの中継ぎ投手。

 

レギュラーシーズン、PS通しここまでのダイヤモンドバックスの躍進劇に

 

非常に大きく貢献した一人。

 

ギンケル自身も今年、頭角を表しキャリアハイのシーズンとなった。

 

9勝を挙げ、中継ぎとして圧倒的な勝ち運も持つ。

 

 

 

 

 

中でも、フィリーズとの最終戦、

 

負ければ終わりの試合で、7回裏無死一、二塁の場面で緊急登板。

 

一打逆転の局面であったが3人で完璧な火消し。

 

8回もマウンドに上がり、3者連続三振に抑えるパーフェクトピッチングで、

 

アリゾナファンの鳥肌を立たせた。

 

今季のPS、8試合に登板し、ここまで失点なし。

 

 

    

【今季のレギュラーシーズンの成績】

 

登板 60

防御率 2.48

9勝1敗

K/BB 3.04

WHIP 0.98

 

【かんたんな解説】

 

リリーフとして頭角を表した今年。元ヤクルト・マクガフも加入しライバルが増える中でのこの成績。

 

ピンチになればこの男を出せば間違いなし!

 

 

 

 ブランドン・ファート (25)

 

 

右投げ右打ちの先発投手。

 

身長が高い(193cm)ながら、器用にチェンジアップやスライダー(スウィーパー)、

 

シンカーなどを投げ分ける。

 

 

 

 

今年デビューするも3勝9敗と大きく負け越してしまったものの、

 

ポストシーズンで大活躍。

 

現地11日のドジャーズ戦、20日のフィリーズ戦、25日のフィリーズ戦、

 

いずれも好投し、チームを勝利に導いた。

 

ワールドシリーズという大舞台。

 

第3試合での先発が見込まれるが、果たして??

 

 

 

 

    

【今季のレギュラーシーズンの成績】

 

登板 19

防御率 5.72

3勝9敗

K/BB 3.62

WHIP 1.41

 

【かんたんな解説】

 

レギュラーシーズンは思うような成績が出せなかったものの、PSで好成績をあげるという大舞台での強さを見せた。

 

そのとてつもない鋼のメンタルを来季のレギュラーシーズンでも見せて欲しい。

 

 

 

 

Dbacksのワールドシリーズ出場は2001年以来!!

 

 

ワールドシリーズを現地で見ることは滅多にできない。

 

特に州全体でお祭り騒ぎになるその雰囲気を感じられること自体、

 

幸せであると言っても過言ではない。

 

もしアリゾナかテキサスにいるのであれば、

 

野球ファンでないにしても、

 

スポーツバーや野球中継をテレビで流しているレストランでもいい。

 

とにかく行って見て欲しい。

 

その雰囲気を感じられるだけでも、一生語れるほどの価値がある。

 

それだけ大きなイベントがまもなく始まる。

 

自分自身も来週、現地で観戦予定。

※チケットはすでに完売

 

 

 

本当に楽しみで仕方がない!!!

 

 

 

共に2年前、100敗を期したチーム同士の対戦。

 

どんなワールドシリーズになるのであろう。

 

果たして勝者は、、、。

 

 


 

↑近所のハンバーガー屋さんで試合を観戦してきました!!

本当に楽しかった、、、

 

 

 

↑アリゾナ・ダイヤモンドバックスの本拠地・チェイスフィールド