まず初めに話しておく。

 

この記事は、完全に僕自身の主観や偏見が入っており、

 

ここにあること全て正しいとは限らない、ということを。

 

 

 

 

自分が感じたことを素直に書く。

 

 

だからこそ、ただの独り言だと思って聞いてほしい。

 

 

 

 

驚いたある”二つの大学”からの留学生たち

 

 

 

”学歴差別”というものは、やはりこの世界から消えて無くなることはないであろう。

 

特に日本では、

 

就職活動は出た大学のネームバリューによって大きく左右されてしまう。

 

 

 

これは

 

仕方ないのか?

 

自分はそうは思わない。

 

 

 

こんなことを言う人がいた。

 

自分自身は日本でTOP3の大学に入っていて、

 

ただ、その大学の”名札”と言うものにコンプレックスを持っている、と。

 

 

 

いわゆる日本でいう、”勝ち組”の人たちですら抱く違和感。

 

特にそれが東京大学だったり、京都大学のような日本を代表する大学に入っているだけで、

 

崇められるということに、

 

かなりの違和感を持つ人は、実際に学内にかなりの数いるらしい。

 

 

 

自分は、大学というものに”個性”があっていいと思っている。

 

そこで何を学ぶのか。

 

そこを見てもいいのではないか。

 

各々の大学の”ネームバリュー”で人を判断するのではなく。

 

 

 

 

そんな中、興味深い大学のランキングを見つけた。

 

THE日本大学ランキングの、

 

”分野別の日本大学ランキング”というもの。

 

 

 

分野自体は少ないが、

 

自分が着目したのは、その”国際性”の分野。

 

 

 

4位には関西外国語大学が入っている。

 

 

あの、上智大学や東京外国語大学を抑えてのランクインだ。

 

 

 

 

 

この順位で、大学そのものを判断するつもりもないし、

 

このランキングだけで肯定も否定もしないが、

 

この大学から僕が通うアリゾナ州立大学に来る学生たちは、

 

他の日本の大学から来る大学生と比べて、一味違うと思う。

 

 

 

 

正直、言うと、

 

初め会ったときに

 

英語力が飛び抜けて凄いなと思う子は少ないし、

 

彼自身も、

 

”頭良くないから”と、

 

よく自虐している姿すらよく見かけた。

 

 

 

 

 

しかし、

 

”積極性”や””吸収力”というのは、正直自分をも驚かすものがある。

 

立命館大学の子達も本当に凄い。

 

彼らのチャレンジ精神や吸収力も度肝を抜かれた。

 

 

 

 

 

留学して1週間で、

 

当たり前のように多国籍の子とランチを食べていたり、

 

ダンスクラブに入り、イベントで踊りを披露していたり、

 

中にはアメリカの現地の子と付き合う子もいたし、

(しかも今も続いているらしい)

 

自分が過去に役員を務めていた、

 

アメリカ人主体の日本アメリカ異文化交流クラブのイベントにも、

 

積極的に参加してくれていたのは、

 

この立命館と関西外国語大の子達だった。

 

 

 

アメリカという遠く離れた異国の地で、

 

来てまだ数週間、数ヶ月、一年も経っていないのに、

 

彼らは僕が数年かけてようやく勇気が出せるようになったことを、

 

平気で挑んでいくのだ。

 

初めは辿々しい英語ながらも。

 

必死にコミュニケーションを図る。

 

そして、いざ日本に帰国するというときには、

 

英語が見違えるように上手くなっている人を何人も見てきた。

 

 

 

 

正直言って、現地の日本人大学生(正規留学生)よりも比べ物にならないほど、

 

積極的で、

 

”アメリカに来ている”というその意味を

 

しっかりと成している気がする。

 

 

 

アメリカの大学に通い、まず感じたことの一つとして、

 

やはり同じ人種、近い文化をもった人たちが固まってコミュニティーを形成する、

 

そんなイメージが強い。

 

 

 

日本人コミュニティーでも、

 

やはり日本人同士やアジア人で固まっている印象がある。

 

 

 

正直、仕方ない部分はある。

 

気持ちはすごく分かる。

 

助け合いとなると、自分にとって同じ言語、文化を持っている人は頼り甲斐があるし、

 

信頼関係を構築しやすい。

 

 

 

もちろん、この名前をあげた二つの大学の子達も同様に、

 

日本人同士で固まっているところはよく見かける。

 

 

 

では何が違うのか。

 

 

 

距離の取り方のバランスがいいのだ。

 

日本人コミュニティーに過度に依存せず、

 

現地に溶け込むときは溶け込む。

 

 

 

 

これ、”語学留学”という視点を置いたときに、

 

留学を成功させる上で、

 

一番大切なことだと思う。

 

 

 

 

助けてもらうところは助けてもらい、

 

もちろん同じ日本の仲間とも思い出を作りつつ、

 

ただ、今まで知らなかった世界にも、積極的に飛び込んでいく。

 

 

 

簡単に見えて、

 

かなり難しいことだ。

 

 

 

ただ彼らは、これをを平然とやってこなす。

 

 

 

正直去年、自分も日本人コミュニティーに過度に依存していた。

 

常に一緒に時間を過ごし、

 

日本人コミュニティー内で起こるくだらないトラブルに巻き込まれる。

 

 

 

いかにこれが馬鹿馬鹿しいことなのか、

 

彼らの楽しそうにアメリカンライフを楽しんでいる姿を見て、

 

気付かされた。

 

 

 

もちろん、

 

日本人同士で常に一緒にいることを否定することではない。

 

それぞれの大学生活の”形”があり、

 

どれが正解とかはない。

 

 

 

しかし、自分が彼らに抱く

 

”憧れ”は間違いなく存在する。

 

 

 

尊敬でしかない。

 

 

 

しかも彼らには余裕がある。

 

立場も何もかも違うのに、親切に自分とも親しくしてくれた。

 

 

 

その尊敬や憧れがあるからこそ、

 

今、こうして野球部に入部したり、

 

辞めてはしまったものの、

 

異文化交流クラブの役員(オフィサー)として、

 

その役目を全う出来たのも、

 

間違いなく彼らに刺激を受けたから。

 

 

 

”ジュンはほんとすごいよね”

 

とか

 

”頭いいなぁ”

 

とか言ってくれていたけれど、

 

僕からすれば僕が数年かけて出来るようになったことをこなす、

 

あなたたちの方がよほどすごいよって。

 

 

 

”所詮Fラン大学だから”

 

とか、

 

”頭悪いから”

 

とか彼らは自虐しているけれども、

 

 

 

 

ちゃんと見てくれているところでは見てくれているし、

 

実際、関西外国語大学は

 

それが実際に”ランキング”という形で表われるいるし、

 

やっぱりいい大学なんだろうな、

 

立命館と関西外国語大はって、

 

そう思った。

 

 

 

 

もし日本で生まれ、もう一度大学受験生としてやり直すとしたら、

 

間違いなく僕はこの二校を受けると思う。

 

特に立命館大学は、アリゾナで進路先を考えていた時に、

 

知り合いから強くおすすめされていたことを強く覚えているだけに、

 

その学生たちの姿を見て、

 

”なるほどな”と、

 

強く納得する部分があった。

 

いい学校なんだろう、と。

 

 

 

そして彼らと同じように

 

今年アリゾナに来た子達の積極性もまた凄い。

 

 

 

彼らは本当にエネルギッシュで輝いて見える。

 

本当にかっこいいと思う。

 

 

 

全ての学生がそういう人かと言われれば、

 

そうではないかもしれない。

 

ただ自分が出会って来た人たちの中で、

 

この二校から来る学生の子達は明らかに輝いて見えたし、

 

世間にどう評価されていようが間違いなく僕の中で

 

”輝いている人たち”であることは

 

変わりのない事実である。

 

 

 

 

 

 

 

自分も頑張らなきゃなって思わせてくれた、

 

数少ない人たち。

 

 

 

 

だからこそ、

 

自分は学歴なんかで人を判断する人になりたくない。

 

もちろん、優秀とみなされる大学に、

 

優秀な人が多い傾向にあるのは確かだと思うが、

 

どの大学にも頑張っている人は居て、

 

その大学固有の”個性”によって

 

輝くことができる人は数多くいる。

 

 

 

大事なのは入ったことではなく、

 

何を吸収できたか、だと。