新井素子さんの『ひとめ あなたに…』とゆー終末モノがある。
本編主人公は余命宣告された恋人に振られたが、1週間後に地球に巨大隕石が衝突すると知り、東京から鎌倉まで、彼に会いたくて旅に出るとゆーお話。
その途中途中で、出会う女性達の物語が挟まれる連作短編集なのだが、初めて読んだ時に共感も何もなかった受験生・真理と妹かおりのエピソードを、最近やたら思い返す。
真理は、今でゆー発達障害少女だと思われ、ひたすら融通が効かない(発表当時、無かった診断名)。
何もしたい事がないし、何をしても楽しめない。
永遠の暇潰しに『勉強』をしているだけ。
妹かおりは違った。
成績優秀で、くそ真面目で、そこそこ家の手伝いもする姉と常に比べられ、やりたい水泳に集中できない。
親に反抗する毎日を過ごす妹に、姉は云う。
「私は勉強しかできないから、してるの。
あなたは、自分のやりたい事をすればいいのに」
終末宣言があり、妹は叫びまくる。
「受験する先もないのに、勉強続けてるお姉ちゃんを見てよ!
おかしいじゃない!」
「私は、泳ぎたかった!
お母さんの云う未来なんてなかったじゃん!」
そんな妹に、姉は思う。
(だから、やりたい事をすればいいって云ったのに…)
私の中の焦燥感は、ここから来るのかな?
実際には怠けてるだけで、誰かに反抗したりとかはないんだけど、『好きな事を怠ける』ってのは『やりたい事』ではないので、焦燥感のきっかけになる。
同時に、
(自分が気づいてないだけで、ホントは『怠ける』のがやりたい事なのかな?)
と考えたりもする。
まぁ、休み休み、現在ドロシー書いてます。
(アリスは、メモ書きのみ)
ハピバ、自分。