久しくブログへの投稿をしていなかった。

 

先週末は州北部へ”リンゴ狩り”へ出かけ、アップルパイ作りや長旅の疲れでぐうたらな時間を過ごし、その後再就職活動があちらこちらで少し。

 

さて、その”りんご狩り”では、当州では2回目の事だったので、実際には木から’りんごを捥ぐ’という事はせずに、もっぱらりんご園付属のマーケットでりんご製品?の買い漁りに専念する事になった。

 

サイズは色々あるが、一袋で$〇〇というので、夫婦2人だけの私達は一番小さな袋に15個を詰め込んでの購入。他の人を見ると倍、倍でそれも複数袋購入して行く人、人、人。。。。

ものすごく盛況だった。

 

’ああ、他にあまり娯楽がないのもあるかなあ~。’なんて思いながら、人並みにもまれながらお気に入りのジャムやサイダー等を購入して家路へ着いた。

 

この時、この投稿の主人公にあたるK子さんとその旦那様用にアップル・サイダーとそのジャムを購入し、そして今年数年ぶりに帰郷した際に仕入れておいたレトルト版郷土料理のパックをお土産に、週末には月一の日本食買い付けのついでに彼等のコンドミニアムへ寄って、ロビー受付にそれを託す予定にしていた。

 

それが先週の土曜日。いつもより少しだけ早く家を出て、彼等の住むダウンタウンにある高級コンドミニアムへ向かって車を走らせた。

 

このK子さんとは確か4年程前、このブログにも出て来たある日系製造会社で一緒に仕事をしていた事がある。とはいっても彼女はお金を扱う部門で、私は現場業務担当だったから直接の繋がりはあまりなかった。彼女は東京出身で、旦那様はアメリカ人で金融関係の大企業でアナリストをしていると聞いていた。その彼が東京へ出張する事がありその時にそこで働いていた彼女と出会ったのだと記憶している。彼等には子供さんがいらっしゃらなかった。

 

でも、消して派手ではないけれど社交的な彼女と大人しくも人当たりの良い旦那様は彼女を通しての日本人の友人も多く、週末はほとんど何かの集まりか楽しみで外出または人と会っていた・・・ような印象がある。

 

前に出て来たように、ダウンタウンにあるコンドミニアムの21階に住んでいる彼等は、DINKそのもの(この言葉も死語?)で人が羨むような生活をしている。お呼ばれした際には趣味の良い家具や、質の良いワインやダウンタウンを見下ろせるその光景にうっとりしたものだった。

 

私はこの彼女がとても好きだった。本当に好きだった・・・と付け加えたい。

 

東京の実家もかなり裕福だったのかもしれない。彼女の立ち居振る舞いから育ちの良さがなんとなく伝わる。でも、全く気取った所がない。余計な事は言わないが、自分の意見や求められた感想等は率直に言ってくれるような人で、時に辛辣な言葉を貰ったとしても、とても憎めない人だった。

 

細身の身体にまとう服のセンスが私が好きでも、着こなせないようなそれだった。そして、(これはあくまでも愛情を込めての事なのだけれど)困った時に見せる顔が、モルモットのようでとても可愛らしかった。

 

年齢が近く、お互いの状況ー子供が居なくて、国際結婚、相性も合う・・・と思っていたから、職場が変っても、定年を迎えてからも、ずっとお友達付き合いさせて頂きたいと思っていた。

 

私には近しい友人がほとんどいない。理由はなんであれ、転職を繰り返していたから、長くお付き合いする相手もほぼ出来なかったし、そういう人にも会う機会がなかった。そんな私は

当の会社を離れても彼女は残り、昨年リタイヤした所だった。

 

それも知らず、この夏久しぶりに州外の仕事を終え、彼女ともう一人当時同じ会社でつるんでいた?女性の3名で会おうという私の誘いに彼女ともう一人の女性が応じてくれて、集まる機会があった。その際にこのK子さんが食事代やらなんやらすべて出してくれたのだった。

 

あれから2か月ちょっと。私の誘いにも拘わらず奢ってくれた彼女に何等かのお礼がしたくての”りんご狩り”からのお土産と郷土料理だったのだ。

 

先週土曜日、いそいそと彼等の住むコンドミニアムへ手土産を持っていく。管理がしっかりしたコンドなので受付で名前と訪問理由を告げる・・・”K子さんの友人”よと言うと、対応してくれた女性が

 

”あら、彼等今日本よ。3か月は戻らないってメールが入っていたわ!”

 

”えええ!知らなかった~。でも、これ。。。”

 

と言って手土産の袋を彼女に託し、’腐れるものでもないから必ず届けて欲しいの’と

言ったはいいが、その時何故彼女がニヤニヤしていたか私には分からなかった。

 

そこで、驚きふためいて車に戻って来た私が、待っていてくれた旦那に

 

「今、日本で3か月は戻らないって~。ええ~!でもお土産は置いてきたよ。”と言うと、

一言、

 

「残念だったね。君は彼女の”(友人)リスト”には入ってないってことだね。」

 

彼には”K子さん夫婦と友人づきあいをしたいの”と何度か熱っぽく話していたから、彼も

気の毒に思ったのだろうが・・・・

 

その日、私はその事ばかり考え、元気のない一日を過ごす事になった。

今でもがっかり。

 

でも、その理由も自分ではわかっているけれど。。。

なんだかいつも片思いばかり・・・の私なのでした。それはまた別の問題か。