日本で活躍するアメリカ人の中に評論家の一人エルドリッジ氏がいるが、これは彼もあるYOUTUBEチャンネルの中で名言していた事。
”同じ企業に長年勤めるようなアメリカ人は大概に置いて能力がない。”
これには私も全く同感し、正直に言ってくれて本当に嬉しかった。更に言うと、日系企業で
長年働く米国人管理職もその殆どが彼の発言・指摘に当てはまると私は思っている。
平均をゆうに超える転職回数を誇る私(?)だが、どこへ行ってもこの傾向は顕著だった。
こういう人達もいくつかのパターンがある。
(勿論、あくまでも私の経験や知識からの種類分け、どこにでも、いつでも例外はありうるので
それは前もって書き記しておきます。)
まず、
1.若手でこれからキャリアを積んで行こうという人達
エントリーレベルか経験5年位。他の会社では上に上がれない、または上がる見込みが
ないと思い、比較的米国でも名の通る日系企業へ就職。
そこそこ実力があり、野心もある人は2-3年位で離職し、その多くは米国企業へ転職。
文化やビジネス慣習の違いに戸惑いはあれど、長居する気持ちがないのであまりそれに
惑わされないような立ち位置を維持。知識、経験、技術等美味しい所どりで消える。
2.中堅メンバー
他の会社、アメリカ企業で出世出来ないタイプの人達。実力がないか、人が良すぎるタイ
プに分かれる。
その人に実力がない場合は、とにかく昔の上司を頼りに他社から転職して来た、YESマン
タイプが多く、その上司に言われた事は良くも悪くも(大概悪い事)を忠実に、時にあからさ
まに実行する。例えば、嫌がらせとか仲間はずれとか。
人が良すぎるタイプは、実力は平均以上にあるが、企業内政治、派閥政治等にどうしても
ついていけないタイプ。通常、大人しく文句を言わず言われた仕事でミスしない事に注意と
労力を集中するタイプ。家族を大切にしていて、とにかく敵を作らず目立たず。
3.管理職
上級管理職に好かれる事、成果を残す事に必死。仕事は平均以上に出来るし、表面上は
誰とでも仲が良い。四半期毎の昇級リストにいち早くその名前が出るのもこういう人達。
年齢、勤続年数あまり関係なく、アッと言う間に出世していく。部下にはあまりその時間も
労力も費やさないし、自分よりも優秀な人間は部下に採用しない事が多い。新しいアイディ
アをどこそこから持ち込み、上層部へ売りプロジェクトを発足するが、得てしてその成果だ
け大々的にアピールする。プレゼン能力は認める!しかし、心がない。。。事が多い。
4.上級管理職
長年その会社に勤務している大学卒が殆ど。日本人上級職は勿論、日本人駐在員にはと
にかく親切、言葉巧みに自分が以下に会社に貢献して来たかを強調。取り入って、良い仕
事の情報や機会を自分のモノにするのが得意。VP(副社長)レベルまではこういう人が多
い。
(例)
N社のエンジニア・開発部門のVPをしていたあるアメリカ人。30年近く会社にしがみついて
いた(失礼ながら)。彼は大卒ではあるが、エンジニアの学位を持たない。私の学歴・職歴
を面白く思わない彼がある日、知財関係の会議の中で自分がひいた図面といって見せてく
れた紙切れには四角い枠が書かれていただけだった。(苦笑)
私への陰湿な嫌がらせだけでなく、自分より優秀なエンジニアをことごとくいじめ、結果的
に追い出すという行為を繰り返していた。
(その部門がどうなったか? それは後に出てくる会社レベルでの違反行為の数々のエ
ピソードに出てくると思う。)
5.最上級管理職
VPレベル、社長、CEOレベルの人。同業他社である程度の実績を残したが、将来それ以
上に出世する見込みがないと自己判断して転職して来た人。または、日本人上級管理職
に取り入って引き上げてもらった既存のVPレベルの人間。ここまでくれば、仕事が出来
ないとまずい。ただ、彼等はここぞとばかりに、方法はどうであれ、自分のやりたい放題で
日系企業の海外企業を牛耳る。コンプラなんて本当に考えていないし、自分を将来脅かす
であろう人材育成なんて全く興味がないと言っても過言ではない。ただ、このレベルだと
汚い仕事は自分ではやらない。社内政治で上手く立ち回り、日本本社の人間を上手く騙
し、丸め込む、またははぐらかす術に長けた人々。
自分とその家族、そして財産を増やし、目立ち、有名になり、権力維持にしか興味がない
事が殆どだが、表向きには人当たりが良い。
私はかねてから、米国で随分苦労している日系企業やその上級・中級管理職駐在員とお仕事させて貰い、その有り様・苦労を側で目にして来た。地産地消、現地化等という施策下で、各日系企業が抱える課題・問題を色々目にして来た。それはまた別の機会に。。。