いくらお酒の強い僕とはいえさすがに酔って記憶もフラフラになった。


「鳳もさすがに効いたみたいだな」


「もう無理です(汗」


「んじゃサウナ行って一ッ風呂浴びるか?」


「もう無理です・・(汗)」


「まぁ初日だしな。今日は家帰ってゆっくり寝ろ。
これでかーさんに何か買っていってやれ」


そうして、1万円渡された
スーパーまで送ってもらい


「んじゃ又連絡するわ」


「あ、はいご馳走様でした」


そうして女の人が運転するベンツは行ってしまった。

その時ちゃまから声が聞こえた。


「どうだった?結構飲んだみたいだけど大丈夫かの?」


「アハハ・・早く帰って寝たいっすわ・・・」


スーパーで買い物を済ませ
タクシーで家に帰った。

家について、そのまま眠りについた。


翌日ポケベルの音で目が覚めた。
実家で電話を借りて電話をかけた
電話先の声は本田さんだった。


「鳳おはよう、どうだ?酒抜けたか?」


「昨日はご馳走様でした、沢山寝たのでもうすっきりしてます」


起きたらすでに夕方だった(汗


「飯でも一緒に食うか?」


「はい!でわ準備終わったら又電話します」


そして昨日スーパーで買ったものを親に渡し準備を始めた
親に何か聞かれるかと思ったけど何も聞かれなかった。
準備を整えて連絡して本田さんと待ち合わせた。
車に乗り込んだ。


「鳳は本当酒強いんだな、これは当分助かるわ」


何が助かるのかなと思ったが、「はぁ」と気の抜けた返事しかできなかった。


「んじゃとりあえずうちに行って飯食うか」


そういうと程なくして、マンションに着いた。


「おじゃましま~す」


そういって部屋をきょろきょろとしてると


「いらっしゃ~い」


と女性の声が聞こえた。
めっちゃ綺麗な人でちょっと見とれてしまった(汗

「ワシの妻だ、自分のかーさんのつもりで気軽につきやってな!
こいついつも暇してるから」

そんな事急に言われてもと思いつつちょこっと頭をさげて
ソファーに座った。


「ちょっと楽にしててな~すぐ飯できるから」


「あ、はい」


そのまま本田さんは他の部屋にいき。
あっちこっちに電話をしてる様子だった。
奥さんは料理をしてるようだった。
その様子を鳳は見とれていた。
食卓に次々と料理が並べられた。


その時ちゃまの声がした。


「自分いいのぉこんなおいしそうな食事いただけて幸せもんだのぉ・・・」


一瞬声がでそうになったが、頭で考えればちゃまには聞こえるといわれた事もあって
頭で言葉を並べた。


「ちょっと!今まずいですよ!体のっとるのだけは簡便してくださいね!」


「そんな事しないわ、それより昨日本田に言われた事どう思う?」


「何がですか?」


「BARで本田に聞いたこと覚えてないかい?」


「あ~ぼったくりの店の話ですか?」


「その話聞いてどう感じた?」


「ん~ぼったくりの印象はやっぱ悪い気がするけど、客もやっちゃいけないことやってぼられるんだから
自業自得かなぁって感じかなぁ~良いとか悪いとかはよく分かんないや」


「そっか、いいかい?これだけ、頭にいれときなさい、悪の中にも善がある善の中にも悪がある」


「悪の中にも善がある?なんですかそれ?」


「今後本田と連れ添っていくときそれを意識して、見ていてごらんすこしずつ意味が分かってくるよ」


そういうとちゃまは居なくなった。

本田さんが別室から戻ってきて、


「鳳今日も店付き合え」


「あ、はい」


料理もでき、席に座りその豪華な料理にちょっと驚きながらも頂いた。
本田さんは焼き鱈子だけ食べていて
思わず聞いてしまった


「本田さんタラコ好きなんですか?」


「タラコ大好物で朝は必ずこれしか食わないわ
遠慮しないでどんどん食えよ」


「はい」


そして鳳はご飯をほおばった
うちの親は料理があまり得意でなかったので、他の家で食べるご飯は
妙に新鮮でおいしく感じた。


「鳳は飯美味そうに食うんだな」


「ん?そうですか?あまり気にした事はないです、でもめっちゃ美味いっすよ!」


なんだか、昔に家族でワイワイご飯を食べていた時のような感覚で
楽しい食事だった。