「企画は変えれんよ。ただ歩む道は、変えれるよ。」


「どうゆう意味?」


「ゴールは皆同じだからね。帰るところは同じ。っといってもよほど道からはずれない限りだけどね」


「ゴール一緒なら、降りてくる意味ないんじゃないの?」


「いいか?現世に来るのは、心を育てる為でもあるんだよ。わかる?魂がもっと成長したいって思ってるの
自分の心の根っこがもっと太く大きくなりたいって望んでるんだよ」


「ん~・・・よくわかんないわ」


「だから好きな事やればいいよ、口で説明したって、自分が体感しないことには分からないから」


「んじゃ893やる!」


「後悔してもいいんだな?」


「うん、それも俺の望んだ人生でしょ」


「なら止めない、ただし、人を傷つけたり陥れるような事は絶対に許さないぞ。容赦なく天罰落とすから覚悟せいよ」


「OK!」


ある日、親からこんな話が来た。


「かーさんの知り合いの人の所で働いてみないかい?」


「だれ?」


「本田さん(仮名)」


「えっあの人893の組長じゃん(爆)どこの世界に子を極道に紹介する親いんだよ(笑」


「あんたの事色々相談乗ってもらっててね。つれてこいって根性叩きなおしてやるって
あんたもその世界興味あるんでしょ?どこかもしらない所で極道やるよりは、かーさんはその方が
安心だよ、一度あってみないかい?」


その時声が聞こえる


「ほれ、いってこい893やんだろ?」


「・・・」


なんか物凄く都合よすぎる展開に馬鹿にされてる気分になったが、逆に意地になった。


「うん、んじゃ会ってみる」


そして、待ち合わせの日を教えてもらった。

もうこれでもかって位当日は気合いれて
リーゼントにスカジャンにレイバンのサングラス

一般の世界でいう面接の日


「あんた一人で大丈夫なのかい?」


「うっせーな、ガキじゃねーんだから、人に会うなんてできるわ」


そして待ち合わせ場所に向かった。

暫くして、黒塗りのフルスモークベンツが来た。
窓が開く


「君が鳳か。隣乗んなさい」


「あ、はい。どうも初めまして」


そういって僕は車に乗ろうとしたが、あれ?隣って運転席じゃんと思い


「あの隣って?」


「助手席に乗っていいよ」


????そしてハっと気づいた。ベンツは外車で運転席は左なのだ
なので右席が助手席なのだ(恥)


「ああああすみません、助手席右なんですね。外車乗るの初めてで・・・」


そういって車に乗り込んだ。


「鳳おもしろいな。かーさんから聞いたけど893なろうとしてるらしいね」


「はい。」


「それはどうしてか聞いてもいいかい?」


その時だった、自分では制御できない体になった。
病院から脱走した時とおなじで、操られたのだ。


「えっとー失礼な言い方ですが、今の893任侠なんて
無いし、どれくらいあるのか見てみたいからです」


僕の視点は映画を観ている視点になっていた
しかもいくら親の知り合いとはいえ相手は893の組長さんだ
うあー俺やめろーって叫んでも声にでない。


「ちゃまやめてくれええええ」


の叫びもまったく無視されて、会話は続いていったのであった。

続く・・・