むす。
ずっと気になってるワードなんです。
素晴らしい「ことば」だなってね。
気付かず使ってる。
それと、 「ひこ」 と 「ひめ」 も気になってるワード。
調べるのは苦手なので、僕が知ってること、思ったこと(妄想含む!)を書き留めておこうと思う。
なので間違い・勘違いはあると思うのでご容赦くだせーまし。
「むす」とは何ぞや!?
漢字で書くと
産巣。
「す」は読めるけど、産を「む」とは読めないよねー。
この漢字は日本最古の歴史書「古事記」(の神話)に出てくるもので、初期の神さまの名前の一部。
「日本書紀」では、「産」だけか「産霊」になる。
古事記は712年頃に成立した書物で、【日本語の読み(発音)】
古事記にこのような神さまが登場する。
高御産巣日神(たかみむすび のかみ)
神産巣日神(かみむすび のかみ)
【初期の頃】の神さまである。
というか、2番目と3番目の神さまなんだけど。
古事記や日本書紀は難解で、時系列や人間(神)関係もぐちゃぐちゃだから整理してもどこかでほころびが出る。
分かりやすく例えると(もちろんこの例はないが)、
A神の子供がB神で、
B神の子供がC神で、
C神の兄がA神。
おかしいよね?
さらにA神の別名がD神だったりE神だったりする。
こんな感じだからわかりにくい。
あー
訳ワカメである。。(〃_ _)σ∥
素朴な疑問もたくさんあるし!
高御産巣日を「たかみむすび」
神産巣日を「かみむすび」
なぜこのように読むと解ったのだろう?
【高御】の読み方は「たかみ」以外にもありそうだし、
【日】は「ひ」「び」とも読める。
音訓入り交じりなのは現在でも同じで、どう読むのか正解は文脈や知識がないと判定できない。
人名の音訓入り交じりはたくさんあるよね。
【飯田】を「いいだ」と読むのか「はんだ」と読むのか。
(「はんだ」さんは東北地方に多い)
【飯】は訓読み(日本古来の読み方)で、
「いい」と読むけど、
音読み(中国語の発音)だと「はん」。
音訓が同じでも2つの読み方ができるのも多い。
【三本】を「みつもと」と人名で読むか「さんぼん(さんほん)」と名詞で読む。
「みつもと」は「みつ」も「もと」も訓読み、
「さんぼん」は「さん」も「ぼん」も音読み。
濁点も難しい。
これは正解はないので、本人がそう言えばそうだし、昔からそうならそうなのだ。
【中島】は、「なかじま」なのか「なかしま」なのか本人に聞くしかわからない。
ちなみに公的証明書である運転免許証や住民票・印鑑証明書などにはフリガナはない。
参考までに
【児嶋】は
「オオシマ」と読む
Ψ( ̄∇ ̄)Ψ
人名で「大島」は「おおしま」がほとんどだけど、地名だと「おおじま」もある。
「児嶋」は「こしま」と読むのはないかもね?
話を戻そう。
日本書紀は漢文、古事記は日本語の読み方を漢字表記したもの。
さて、「むす」である。
一番最初に登場する神は、
「天之御中主神(アメノミナカヌシ ノカミ)」で、
造化三神というらしい。
初めて知ったときは「おむすび」なのかと思ったくらいだが、あながち遠くはなかったことが判明。
【むす】という読み方に「産巣」を当てたのは意味があるのだろうか?
【あめの】を「雨」じゃなく「天」の字を当てたのと同じように。
「むす」とは、【産む】ことと【巣】に関係あるのかな?
女性は「産むこと」ができて、「卵巣」も持ってる。
「むす」とは【出産】のことか?
そんな気がしてきました!!
出産の神さまだから最初のほうに出てくるのか?
ファミコンの女神転生1にも出てきた 「イザナギ」 「イザナミ」は一度は聞いたことある神様だと思うけど、
高御産巣日神よりずっとあと、神代7代の末っ子である。
↑FC女神転生1に出てくる「イザナミ」。主人公は「ナカジマ」。
その子供たちに「天照大御神」や「月読命(ツクヨミ ノミコト)」や「素戔嗚命(スサノオ ノミコト)」が出てくる。
(女神転生にはスサノオとツクヨミも仲魔として登場する)
そのあとに出雲神話の主人公「大国主命(オオクニヌシ ノミコト)」も出てくるんだけど、スサノオと対立したり色んな神様とケンカしたりとゴッチャゴチャ(;´∀`)
イザナギ・イザナミ夫妻の別系統の子供に「邇邇芸命(ニニギ ノミコト)」がいて、初代天皇である神武天皇につながり現在もこの血統は続いている「ことになっている」。
あー
ややこしやーややこしやー
ワケワカメだよぉ(o_ _)ノ彡☆ポムポム
この相関図、絶対におかしいよね(;^ω^)
「カムムスビ」=神産巣日神である。
ひいひいひいひいひいひい×10おばあちゃんが自分の末裔であるオオクニヌシに恋をするなんて!
ちなみに「オオクニヌシ」と「オオモノヌシ」は同一人物である(;´∀`)
「むすぶ」
という言葉がある。
一般的な意味はこうだと思う。
① つなぐ。くっつける(紐をむすぶ)
② 関係を深める(結婚する、約束をむすぶ、同盟をむすぶ)
③ 終わり(むすびの一番、文章をむすぶ)
④ 閉じる(口をむすぶ)
すぐ思い浮かぶのは①なんじゃないかな?
靴ひもとか袋とか結ぶ、なんて多いと思う。
ひょっとして・・・
むす?
「むす」とは、「つなぐ」という意味が強いんじゃないか?って。
親から子へ「むす」ぶ。
母親が子供を産むから「産巣」。
「産巣ぶ」
出産することを「むす」と言って、転じて後世にバトンをつなぐことを「むすぶ」となったのか?
子供を産むことは、結ぶことなんだ!?
ということは、私たちはずーーーっと結ばれていることになる。
そうだとすると、②がスッと入ってくるね。
親子という直系の子供だから関係性が緊密。
関係を深めることを「むすぶ」というのは理解できますねー。
さらに転じて、長い糸やヒモを結ぶということは、そこで終わりという意味を持ったんだろう。
関係が深いからそれ以上の発展はない、終わり、という意味もあるかも?
高御産巣日神=たかみむすび
おむすび?
って冗談に思ったんだけど、諸説あるなかの一説に
「むすびのかみ」というのがいて(古事記に出てくる)、そこから「おむすび」という言葉が産まれたんだって。
ボケて正解という恥ずかしいパターンです(;´Д`)エー
結論。
産む(出産)ことは、
「むすぶ」こと。
で、どうですか?
「ヒコ」 と 「ヒメ」 も気になるワードで、古代日本では男子のことを「ヒコ」、女子のことを「ヒメ」と言っていた。
クシナダヒメなら女子だし、クシナダヒコだったら男子になる。
男の子(ヒコ)を産んだら(ムス)、「ムスヒコ」じゃねーの?
ムスヒコ、ムスヒコ、ムスー・・・・
ムスコ!?
女の子(ヒメ)を産んだら(ムス)、「ムスヒメ」じゃねーの?
ムスヒメ、ムスヒメ、ムスー・・・
ムスメ!?
息子と娘(息女)は、男子を産んだよ、女子を産んだよ、という意味を持ってるのかも?
皆さんはどう思いますかー?
( ゚∀゚ )?