「スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー」鑑賞 | ロードショー映画情報局

「スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー」鑑賞

東京国際映画祭で鑑賞。

スカイ・キャプテンとはいったい何者か?そんなことは考えちゃいけません。次々くる疑問もさらりと流して、とにかく強大な陰謀にひたすら立ち向かうヒーローを観ることに専念しましょう。ただ、今までのヒーロー像を引きずってはいけません。とにかく不思議な映像美とレトロSFっぽい世界観を楽しむのです。

元は4年もの歳月をかけて自宅のパソコンを使って作り上げた6分間の作品だったらしい。それをこの映画のプロデューサーに認められ、ハリウッド・スターを起用して大作映画に自ら監督して完成させた映画。もちろん初監督である。

ほとんどの背景や登場するものはCGで描かれ、セピア調で統一され時代背景と相まってレトロ感は強調している。とはいえ登場するさまざまな機械や乗り物は、とてもレトロだけでは片付けられない代物が多数。まさに不思議空間のオンパレード。どことなく宮崎ワールドに似てなくもない。(映画祭で鑑賞したのだが、舞台挨拶の質問で、その辺を突っ込まれていた)

グウィネス・パルトローにとっては久しぶりの話題作出演の印象。強気の女記者が似合っていた。でもちょっとやり過ぎの場面も多く、その辺を狙った笑いもあった。なんかジュード・ロウより目立っていたような気がしたのは気のせいか?アンジェリーナ・ジョリーは友情出演なのか?程度と考えても良いが、見せ場はなかなかあっていいですよ。彼女らしい。

賛否が大きくわかれそうな映画で、日本でヒットするか・・・配給側も微妙と感じているのか?今秋と発表しているが未だに公開日が決まっていない。もちろん他作品との関係もあると思うが・・・。今のところ11月末みたいだけど、それだと正月映画扱いになるんだけど^^;