梅干飴がNPOの運営にかかわっていることは、すでにここで書いています。このNPOは、センサを扱っている技術の啓蒙、実験、技術者の育成、情報発信、規格作成、等の活動をやっています。


ある企業がセンサをこのNPOに寄付したんです。育成ということが定款に書いてあるので、高専に配ってほしい、というのです。この会社の重役さん曰く『大学出は即戦力には役立たない、すぐに習っていません、とぬかしやがる』と親の仇のように言っていて、『その点、高専は良い、素直だし、すぐに体が動く』と仰る。


とはいっても、最近の子は体を動かして遊んでいませんから、加速度の感覚が身についているかどうか、コマで遊びませんから、ジャイロを説明するのも、とっかかりがないかもしれない、というような傾向に対して、自動車をはじめとして、センサはガンガン使うようになっているわけです。


梅干飴が、Abundance を原書で読んでいるのも、こういう背景があるからなんです。


さて、寄付されたのはよいとして、ちゃんと使ってくれそうな高専の先生を見つけなくっちゃいけません。これが難事業です。で、後輩が九州で高専の校長をやっているので、何十年振りかにメールを打たんですが、さっそく担当の教授を決めてくれて、検討が始まりました。先方は、『よく声をかけてくれた』 と喜んでいるのですが、NPOの事務方としては、有効に使ってくれる先生を探すという使命を担っているのですから、有難いのは、こちらの方なんです。それにしても、すぐに反応してくれるかつての大学院の後輩、というのは、有難いものであります。


問題は、全国に50数校ある高専の中から、どの学校を選ぶかです。優秀な高専を選択する際の指標は何かですね。高専の卒業生は、モノづくり日本の現場力のシンボルだからです。