真実の柔軟性は、誠に尊いです。でも何でも柔軟性が必要かというと、そうはいかないことがあります。


まず会議。国際会議。これもISOとIECの間でもめている会議。事前の合意が出来ていないにも関わらずISOがJWG(joint working group)を作ってしまったような場合、当然IECは参加しません。で、ISOは、そのための時間枠をキャンセルした。そうですよね、当然、喧嘩の相手が居ないのだから。


でも、IECは、JWGを始めたいので、非公式には話をしたい。そこで、キャンセルしたところで、時間枠を会議の中に作って頂戴とお願いした。で、ISOは聞いてくれたので、そこには出席した。ですので、事前に合意を形成してからの正式なJWGではない。だから、正々堂々参加できる。


しかし、非公式会合だから、agenda がない。agenda がないと、海外出張をする場合、旅費の清算で困るのですね。国際会議には必ずagenda があるものだ、と予算管理者は、思い込んでいる。こ奴を説得しないと、お金の始末は付かない。


世の中、こちらを立てれば、あちらがたたず、の典型的な例です。こういう場合、結局力がある者が、柔軟に考えて、余計な労力を払う側に回るしかないのでしょうね。杓子定規に言うのでは、物事進展しませんし、柔軟性は非常に重要ですが、そればかりでは、駄目なところも、世の中にはありますなぁ。今回の海外出張では、そこまでは、考えていませんでした。


いろいろ勉強になります。


以前、日本の首相が中国の首相と会談する予定であったのが、3分の立ち話で終わった、ってなことがあったと思いますが、このような場合には、agenda はどうなったのでしょうかね。このような場合には、政治性が、予算管理の形式主

義に勝つのでしょうか?


でですね、世の中の相場としては、ポジションの高い人間が柔軟に考えます。一見無理なことを、何とかかんとかして通してします。その後始末をするのは、無理を通した人間よりは、ポジションの低い人間です。規則通りにする方々なんです。


研究現場にいると、この両方のタイプの方々とお付き合いしないといけないことが多い。これって、結構きついんですぞ・・・・・・。おわかり下さい。