神話崩壊

昨日は鏑木酒店に取材？で頭沸いてたんだが、昨日は実は大変な歴史的な日だったんだ。

まあ、実際には何があったかと言うと周知の通り地上派放送が終了して地上デジタル放送に完全移行したってことなんだが、これは今まで何十年と続いてきた“テレビ神話”ひいては“芸能人神話”の崩壊を意味するんです。

太古、テレビは雲の上の存在だった。
テレビに出ることは難しかったし、テレビに出ることはすごいことだった。テレビに出たい人はたくさん居た。

多くの人にとってそうであった“テレビ神話”が昨日、2011年7月24日をもって崩壊したのだ。大袈裟な話ではない。本当にものすごい歴史的瞬間を目撃したのである。


私もガキの頃はテレビ神話をどっぷり信じきった人間だった。

ガキの頃、踊る大捜査線とかに憧れた。フジテレビの悪徳プロデューサー(笑)になりたいと本気で思っていた。お台場とか魔法の世界だった。

笑ってしまうが本当に、テレビとはそういうものだったんだ。


所謂ギョーカイ人(笑)とか、芸能界とか、我々の思う幻のような存在全てをひっくるめた“テレビ”
謎の、幻の、憧れの“テレビ”


あんなに惨めに、悲しく、他人に汚いものを見るような目で見られながら追いかけた“テレビ”よ
死にたいくらいに恋い焦がれた“テレビ”よ

君はもう居ない
昨日、一つの時代が終わったのだ。