しゆり
様から、素敵な若佐小説が届いたのでご紹介します!
『こんなにも好きでいるのに』
午前3時。
彼らのラジオが終わると同時に、僕の放送作家としての仕事が終わった。
ホームページに載せる写真を撮る彼らを、僕は少し離れた場所で見つめていた。
いや。"彼ら"ではなく、――"彼"を。
彼はぶっきらぼうで、攻撃的で、いつも不機嫌そうな表情だ。
でも、僕は彼がたまに見せてくれる照れ屋な一面も知っているし、案外不器用な面があることも知っている。
だから彼のことを沢山知っているという自負もある。
それなのに。
「じゃあな、サトミツ」
軽く手を振って彼が駆けて行った先には、あいつがいた。
「若林くん、今日も楽しかったでごんすなあ」
「お前のトークもいつも通り笑えなかったけどな」
「それは言わないでチョウダイよー」
「うるせえ早く行くぞ」
「うぃ」
"今日も""いつも通り"彼らは仲よしだ。
あいつは若林くんのことをよく知っている。
そう、この僕よりも。
僕がいくら頑張っても、若林くんの一番はあいつでしかない。
あいつがいなければ――
帰路につきながらそこまで考えて、僕は思考を止めるように頭を左右に振った。
ふと見上げれば、真っ暗な空には銀砂を散りばめたような無数の星達がきらめいていた。
若林くん、前に星が好きって言ってたな――
深くため息をついて、僕は家までの道のりを急ぐのだった。
ぶっきらぼうで攻撃的な黒林様(;´Д`)ハァハァですな。。。
「どきどきキャンプ佐藤さんは、なんであんなにオードリー若林さんを好きすぎるのか。」
っていうタイトルで、心理学の論文が書けそうだw
人間て、誰しも自分の得にならないことはしたくないじゃないですか。
いくら綺麗事言っても自分が一番可愛いのは当たり前な訳で。
くみこ姫はアキちゃんと、自分と同じ不細工で苦しんでる人の為なら何かしたいと思うけど、
それはそうすることで自分が満足だからするので自分の為。
佐藤さんもそうなのだろうか?傍から見たら何の得も無いのに若林さんの為に全てを捧げ過ぎに見えるけども。。。
そうすることで佐藤さんは満足なのだろうね、きっと。
そんな佐藤さんの気持ちをよく表してる素晴らしい小説です。。。
ちなみにしゆり様はなんと!今度は燐雪小説も書いて下さるそうで。。。楽しみで仕方ねえええヽ(´∀`*)ノ