日本のパスポートは全世界で使える?渡航制限の意味と過去の事例
海外旅行や出張の際に必須の日本のパスポート。その中に書かれている英語表記「This passport is valid for all countries areas unless otherwise endorsed.」を見たことはありますか?
この一文には、実は大切な意味と、過去の歴史が隠されています。
■ この一文の意味とは?
「This passport is valid for all countries areas unless otherwise endorsed.」
訳すと、「このパスポートは、別途の記載がない限り、すべての国・地域で有効です。」という意味になります。
つまり、基本的には全世界で使えるということ。ただし、例外がある場合にはパスポート内にその旨が「特記事項」として記載されます。
■ 実際に制限がかかるのはどんな時?
以下のようなケースで、渡航制限がかけられる可能性があります。
- 外務省が「退避勧告」や「渡航中止勧告」を出している地域
- 戦争状態にある国や、日本が国家承認していない地域
- 刑事事件などで渡航制限を受けている人物(保護観察、裁判中など)
とはいえ、2025年現在、一般的な日本人が取得するパスポートには、特定の国への渡航制限が記載されているケースはほとんどありません。
制限が必要な場合は、そもそもパスポートが発行されないか、出国審査で止められることが一般的です。
■ 制限が記載される場所は?
もし制限がある場合には、以下の場所に記載される可能性があります。
- 顔写真ページの次ページ(所持人記載欄)
- 最終ページの「特記事項(Endorsements)」欄
■ 過去には実際に制限があった?
過去の日本の外交政策や安全保障の影響で、以下のような制限があった可能性が指摘されています。
- 冷戦時代には一部の共産圏諸国への渡航が制限されたことがある
- 北朝鮮への渡航については、2019年以降「渡航自粛・禁止」の措置が出されており、現在も外務省が強い警告を出しています
■ まとめ:今後もパスポートの記載に注目!
日本のパスポートは世界でも有数の「ビザなし渡航可能国数が多い」パスポートとして知られています。
とはいえ、世界情勢の変化や日本政府の方針によって、一部地域への渡航制限が出る可能性はゼロではありません。
今後パスポートを新規取得・更新する際には、所持人記載ページや特記事項欄を一度チェックしてみると良いかもしれません。
※本記事の情報は2025年5月時点のものです。最新の渡航情報は外務省公式サイトをご確認ください。