こんな夢を見た。

大人になった今でも、中学生のときのいじめっ子たちが私をいじめてきた。だから私は箱に隠れるしかなかった。
 
奴らがいないすきを狙って、床に散らばった着替えをカバンに詰めこんで家に帰ろうとした。しかし、靴がない。
仕方ないので、誰かのカエルの靴を履いて逃げるように帰った。
 
無事に帰宅できた。実家が何故か町工場を営んでいたが、平和な日々が続きゆっくりできた。
すると、靴の持ち主であるユウヤ君(仮名)が靴を返せと家にやってきた。
 
ユウヤ君も中学時代の同級生であり、いじめっ子たちと仲が良かった。私はおそるおそる彼に会いに玄関まで向かったが、彼は怒ることなく許してくれた。
 
スマートなイケメンだったユウヤ君は今は船乗りをしているらしい。(乗り物酔いで修学旅行休んでいたのに)
あの頃より少したくましくなったユウヤ君と何かの縁でちょこちょこ会うようになり、ついに婚約することになった。
 
 
 
 
白無垢を着て結婚を待ちわびる私。
独身最後の日、友人らと一緒にレストランで御祝いパーティをしていた。
 
幸せでいっぱいだった。
 
すると、突然母から電話が来た・・・!
 
いくら待っても、ユウヤ君は来ないということ。
その理由を聴いて驚愕した。
 
母の話によると、自宅に挨拶にきたユウヤ君はずっと我が家の資金のことばかり気にしていたとのこと。
 
そう、彼はなんと「結婚詐欺師」だったのだ!
 
一気にパーティは気まずい空気が流れた…。
しかし、それでも私は彼を待ち続けていた。
 
「今はユウヤ君にはまっているかな?」
 
と、彼の肩に頭をのせて幸せなひとときに浸っている姿を空想しながら・・・