前回記事(義眼を始めたい①)の続きです。

 

義眼製作の会社のうち、1社から涙が出るようなありがたいお申し出をいただいて。

 

しかし。喜んでばかりもいられず。

まだクリアせねばならないハードルは高く。

 

まず。

「義眼は、退院してからでもいいんじゃ。。」と言っていた眼科主治医の先生。

 

そして、

matoが24時間管理である、GCUに入院しているということ。

入院中に義眼を始める=親が面会している時間以外の義眼ケアは、GCUの看護師

さんたちにお願いしなければならない。

 

まずは一番信用している、matoの受持看護師さんに義眼屋さんが来院くださる

ことに前向きなメールをくださったことを報告。

当時、メンタル的にも落ちていた私を散々見ていた看護師さんは、

少しでも明るい材料が出てきたことを喜んでくださり、

「良かったですね!私が眼科主治医の先生とまずは話してみます。」と

おっしゃってくださいました。

 

そして結果。

 

(私は眼科主治医の先生は、「退院してからって言ったのに勝手に動いて。。」

くらいに思われるかな。。。と考えていたのですが。。。)

 

熱意が伝わったのか。。。

(恐らく受持看護師さんがかなり熱くお願いしてくださったのだと思います)

 

入院中に義眼屋さんが病院に来院すること、そして条件付きながら義眼始めること

を眼科主治医、並びに病院側(主にGCUの責任者の方々)が承諾くださいました。

 

眼科主治医も、先方が来てくださると言っているなら、と、そこまで頑なに否定する感じ

でもなく、ありがたかったです。

 

その時に出された条件。

 

・初めてのケースでありあくまでもお試しで始めること。

・看護師さんの対応にも限界があるので、途中で中止もしくは親が面会に来ている

時だけ装用、になる可能性もあり。

 

それでも一歩踏み出せることが嬉しかった。

 

GCUに長期入院している赤ちゃんが、義眼が必要な疾患を抱えているケースは

これまでなかったようで、matoはその病院で初めてのケースとなりました。

(matoの長期入院理由も目の疾患とは関係ない理由だったので、かなり稀だと

思います。)

 

義眼の装用には、あくまでも眼科医がその患者に対して義眼を必要だと

診断をしている、ということが必要なので、

この義眼屋さんへは、眼科主治医が自らご連絡してくださり、義眼屋さんの来院日を決めて

くださいました。

ちなみに、更に言うとこの義眼屋さんはmatoの入院していた病院及び主治医とは

それまでお付き合いがなく、そういう意味でもこの主治医先生、よく承諾くださったな、

と今も思っています。

 

当初は退院してからでもいいんじゃ。。と言いつつもこういう流れの中で、

決して否定的になることなく、親の気持ちを汲み取り動いてくださった主治医及び

病院側には感謝でいっぱいです。

 

 

そして。

この病院側からの判断と連絡を受けて、義眼屋さんの社長さんと担当の義眼師さんが

とうとうmatoの入院する病院に来院くださいました。