先日、野村證券主催の櫻井よしこ さんの講演に行ってきました。(°∀°)b


タイトルは日本の未来と広範囲なのですけれども、内容としては、米日、日中、米中関係について最近の首脳会談等の動向を踏まえて、世界から見た日本が相当下に見られている現実等問題点を明確に意識させてくれるものでした。φ(.. )


詳細は後述しますが、やはり普段自分が接した事がない分野の、第一人者の方のお話は、様々なきづきがあり、外交問題等について、これから考えていく上での、情報のタグを分かり易くつけてくれました。(o^-')b


最後に、櫻井さんは、「日本は、国家ではない。」とおっしゃられていましたが、今の世界からみた日本の位置づけに対して事実を元に警鐘をならされており、やるせなさとそこから強い怒りを感じました。


しかし、解答として示していることが、現在の日本の位置づけに危機感を抱いている気持ちはわかるのですが、国民としての誇りをもって伝統を大切にするといった、具体的でない提案であったため、説得力(次の行動を起こす一手)にかけていたかなぁと。


ただ、話をひたすらメモとっておりましたが、個々別の問題についての姿勢や考え方にはとても学ぶことがありました。また、日米関係及び日中関係について考えさせてくれる内容でした。


加えて会場では笑いもあり、皆真剣に聞き入っておりまして、話し方はやはりとても上手だなぁと思いました。スピーチの仕方として学ぶ点は、非常に多かったと思います。


以下、メモを元に自分なりにまとめて、櫻井さんのお話をまとめたいと思います。


~主張~
日本は国家ではない


~提案~
国家としての戦略を持つこと。
よりそい外交をやめて自分のパイを奪われない様に主張していくべきこと。


~話の流れ~
①日本の議員制内閣とアメリカの米大統領選挙の予備選での、リーダー選出方法の違い

②民主党候補の日米関係軽視の発言内容

③近年の米国首脳会談での日本首相の位置づけ

④日中関係における日本の外交政策


~詳細~
①現在のオバマVSヒラリーの両陣営は、一年半位をかけて国民の支持を集めるため国民に政策を訴え支持を集めるといった激戦を繰り広げている。翻って日本は議員制内閣であるものの、安部さんが倒れた後、野中さんや森さん、小渕さんが密室で決めた総理大臣であり、本来であれば議員全員で決めるべきものを党の派閥の意見をとりまとめて決めてしまっていること。


実際党集会では麻生さんが全て人気があったらしいです。ただ、党員集会は逆にほとんど開催せず、自民党9つの派閥の内麻生さんを抜かす8つの派閥が全て福田さんを支持しました。


総じて日本のリーダー進出に民主主義と呼べるものが、きちんと機能していない点を危機感を抱いておりました。但し、麻生さんの派閥には16人しかいないのに、実際は197人もの支持が集まったことはほめていました。


②現在米国民主党候補オバマとヒラリーが、 外交専門雑誌「フォリン・アフェアズ」の2007年11・12月号に、「二一世紀の安全保障と挑戦」と題して彼らが大統領になったときの政策が詳述されており、その内容は簡略すると以下の通りだそうです。


オバマ「アジア政策を考える上で、二国間をやめて多国間へ包括的に協力関係をきづいていくべきだ」


ヒラリー「21世紀のアジアにおいては、米中関係が一番大事」


この様に、米国の民主党候補の二人には共通して日米安保条約を無視した日本軽視の姿勢がみられることに危機感を抱いており、両人ともに大統領にはなってほしくないなぁとおっしゃられていました。


また共和党代表候補であるマケインは、 「日本の前首相は自由と繁栄の弧を築くべきだと提唱した」「私は、日本が国際社会で指導力を発揮し、大国となって、その価値観外交を進めていくことを奨励する」と親日派であることに期待を寄せていました。


米国のアジア政策における日本のパートナーとしての位置づけに今後の選挙内容が如何に影響を与えていくかを示した上で、危機感を訴えていました。


③昨年11月頃からの独、仏の大統領とはそれぞれ個別に丸二日程度をかけて、イラン問題一つに焦点をあてて政策を論議をした。


イラン問題について世界政策的な視点から話合いを米大統領の家族とともにしたそうです。


これに対して福田さんにはホワイトハウスで1hのみ、通訳の時間をいれると30分程度、したがって一人15分程度の内容しか話をしていませんでした。


内容も牛肉輸入問題、インド洋の水の補給問題のみ福田さんは述べて、拉致問題については福田総理は一切発言せずに米大統領からフォローが入ったという事です。


福田総理が日本に戻ってからした発言内容が、いく前の独、仏と比べて「冷遇されたんじゃないか」とこぼしていたらしいです。冷遇されたんじゃないかじゃなくて冷遇されているわけですから、事前に察知しておいてそれを覆すことくらいはしてほしいものです。ヾ(▼ヘ▼;)


すでに米国の現政府からみた日本についても、同盟国としての価値はかなり厳しくみられてきてしまっているということでした。


④日中の首脳会談にて、中国側からは交渉のカードとして以下の3点があげられた。
・台湾独立問題
・歴史問題(南京大虐殺)
・東シナ海問題


これに対して日本の福田さんが用意したカードは、
・環境技術移転
・環境基金の提供


中国側は、台湾の独立を日本は支持するなと、歴史問題では日本を悪者にしたいと、東シナ海問題では、世界的な基準に沿って領土を案分すべきなのに、境界線を越えてガスを奪っていく状況を放置しろといってきているにも関わらず、中国が欲しいものだけあげにいってしまう福田さんの姿勢は、日本の国益を傷つけるものであります。


せめて相手にメリットのある提案をするのであるならば、実際主張もするのが通常なのですが、馴れ合い外交のためそういった主張を一切しておりません。これでは、各国からなめられて当然です。


以上、4点を通じて日本の馴れ合い姿勢及び戦略的見地のない外交姿勢を痛烈に批判しておりました。ヽ(`Д´)ノ


実際このほか日本の政治家の他国に対する外交姿勢は、相手の言い分を聞いていれば、向こうはこちらの面子を立ててくれるといった非常に甘い姿勢で挑んでいるといった現実を知り唖然ともしました。


経済的に日本が投資先としておいしくなくなっている現実は、実感しておりましたが、政治的なだめさをこうも具体的に見せられると嫌気がさしてきます。(´・ω・`)


米中関係、日中関係、日米関係等頭の片隅にいれてこれからの流れを見て行きたいと思いました。