去年11月に開催した独演会追加公演、今年3月、6月、9月に開催した独演会にて島野さんに舞台監督をやって頂きました。



本当に心優しい柔らかい方で、島野さん的には絶対迷惑なぐらいに全力で頼りにしてしまっておりました。いつも舞台監督の仕事以上の仕事を、良い公演にしたいとゆう島野さんの真心と情熱でやって頂いておりました。



プロジェクターの画角のズレを調整、映像を映す黒幕の長さを整えて見栄えが悪くないようにシワを伸ばす、客席から袖の見切れがないか、漫談からコントへの早着替えとピンマイク付け、他にも色々とやってもらった事を思い出していくと、きっと舞台監督以上の仕事量。予算の都合で人員削減もしている為に、色々なことを島野さん頼りにしてしまい大変申し訳なかったと思っています。



今年9月にムーブ町屋で開催した独演会「こいつ実は」が開演する約20分前、公演中に飲む用の水を買い忘れていて、買ってきてもらおうと僕がマネージャーを探していたのを見て、こそっと水のペットボトルを買ってきてくれてはって袖の机に2本置いてくれてた。



気付いた僕が「え、すみません!あとでお金お返ししますので!」



と言うと、笑いながら「いいですよ、それぐらい!」




本当に温かい方でした。




今まで計4回、舞台監督をお願いしたのですが、回を重ねる度に僕の、人として芸人としての特性を理解してくれてて、4回目のムーブ町屋では、もう30回ないしそれ以上一緒にやってきてる相方ような感覚で何でも話させて頂けました。それは全て、島野さんの優しさと頭の良さのおかげでした。



あなたが旅立って僕はすごく嫌です。漠然とした不安があります。また中野HOPEの狭い喫煙所でタバコ吸いながら話したかったです。



急すぎるからびっくりしてショックすぎて涙も引っ込みましたよ。



2週間前の聖域ライブの終演後、僕の漫談の暗転をミスしてしまったのを照明さんが謝ってくれて「いえいえ大丈夫ですよ!」と返してると島野さんが横から「わざと間違えたらしいですよ!」てボケてきて、それと同じタイミングで周りの芸人が話しかけてきたので島野さんの冗談にちゃんとツッコめず、それが最後やったのをすごい悔やんでます。






「音響さん照明さんすみません、あとは街裏さんから説明してもらいま〜す。」




リハの最中によく言って頂いてた島野さんのこの言葉がすごく耳に残ってます。





最高の舞台監督でした。売れた姿、見せたかった。島野さん、俺もうすぐ売れるのに。「間違ってなかったっすねー俺のやってた事」って自慢をホールの楽屋で聞いてもらいたかった。そこまで見届けてほしかった。




心から、サンパチを通して、島野さんのご冥福をお祈り致します。




また会いましょうね!






街裏ぴんく