花の街

               作詞 江間 章子

               作曲 團 伊玖磨


     七色の谷を越えて

     流れていく 風のリボン

     輪になって 輪になって

     かけていったよ

     春よ春よと かけていったよ


     美しい海を見たよ

     あふれていた 花の街よ

     輪になって 輪になって

     踊っていたよ

     春よ春よと 踊っていたよ


     すみれ色してた 窓で

     泣いていたよ 街の角で

     輪になって 輪になって

     春の夕暮れ

     ひとりさびしく 泣いていたよ 


      ブーケ1 ブーケ2 ブーケ1 ブーケ2 ブーケ1


ママさんコーラスの愛唱歌として、広く歌われているこの曲は


戦後間もなく、NHKのラジオ歌謡曲として、作られました。


優しく、どこか、懐かしさのある旋律・・・・。


詩人の 江間章子さんは、あの 「夏がくれば思い出す・・・・・」で


超有名な方ですね。


この詩を書いた時は、戦後すぐ、瓦礫と仮した街に立ち、


ハイビスカスが辺り一面に咲き誇る、幻想の街を描いた・・・。


そして、身内、知人を失って、泣く人々を街の角で見た・・・・。


中学の音楽教科書にご本人の注釈が付けられてありました。



         ドキドキ 晴れ ドキドキ 


人間って、どんなに悲しくても、苦しくても、立ち上がって生きて行く、


そんな素晴らしい力を秘めているのですね・・・・。


「風のリボン」 優しく温かく癒される・・・ここがとっても好きです。





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